JTTC | 日本競走馬育成評議会公式サイト

ログイン 新規登録

【結果総括】REVELATION REPORT「日経新春杯週レポート」

先週の「REVELATION DIREVTIVE」にて予告させて頂いた「偏り」が、どのようなものであったかは、結果速報をご覧いただいた方であればもう解説する必要がないのではないでしょうか。

先週プライベートサロンにて提供された8本のレース全ての券種が「1着欄2頭付けの馬単フォーメーション」であったこと。

この事実が何を表しているのか?

競馬のレースにおける考え方として「ダブルスタンダード」は常に理解しておかなければならない原点かつ大前提。

対立の構造から「社台G一強時代」へと変遷してきた日本の競馬界において、

時に「対立」
時に「共存/譲歩」

といった考え方が同時進行で成り立っているのが近代競馬の常識であり、私供にとっては至って普通の状況でございます。

つまりは、そのような常識を知っているかどうかで、総合的な収支も変わるわけです。

その上で、先週見せた偏りは既に想像がついていると存じますが、明らかに「共存/譲歩」の図式。

先週8本提供した結果から申し上げれば「8戦6勝」というもの。
全てが1着欄2頭付けの馬単フォーメーションにてご提供したことは先程も申し上げたとおりですが、全8鞍の印をご覧頂ければ一目瞭然。

<共存のレース>
◎=社台G生産馬
◯=非社台牧場生産馬

<譲歩のレース>
◎=非社台牧場生産馬
◯=非社台牧場生産馬

全てこのパターンにて「本命対抗」が選出されたレースでございます。

全てが思惑通りの結果になったわけではございませんが、全ては「一定の方向付けの中での“ゆらぎ”」のようなものであり、思想のレールから外れるようなレベルではなかった訳です。

このREVELATION DIRECTIVEの中でも

■有馬記念週の基軸
■ホープフルS週の基軸
■金杯週の基軸
■シンザン記念週三日間開催の基軸
■日経新春杯の基軸

と、5週に渡り変遷する「背景の思惑」「プロパガンダの方向付け」について書き記してまいりました。

その上で、先週のREVELATION DIRECTIVEにて取り上げた「愛知杯」「日経新春杯」「京成杯」にて、愛知杯こそ不的中に終わってしまいましたが、3戦2勝という成績を叩き出したわけです。

その中で「2頭」をピックアップさせていただいて話に触れた日経新春杯と京成杯。

まずは、京成杯にて記述した内容を引用いたします

-----以下引用-----

福永騎手が発した「今の馬場はいいと思う。下り坂をこなせれば」という言葉の意味。
初めて京都を走る馬ならともかく、京都を7回も走っている馬に「下り坂をこなせれば」と発言した意味。
ここは非常に重要なPOINTです。

-----引用終了-----

この内容を語る上で、私がREVELATION DIRECTIVEで記述したもう一つの言葉。
ステイゴールド系オルフェーヴルに関してのニュースを取り上げた上でこのように表現させていただきました。

『秋から冬にかけてのプロパガンダの流れが一つ結実してきている今』

この表現と、福永騎手のコメントを併せて評価して頂ければ、ステイゴールド系プロパガンダの流れが「結実」していると申し上げているわけですから、「ステイゴールド産駒のアフリカンゴールドへの高評価はありえない」事がわかります。

その上で「下りが下手」であることが分かりきっているアフリカンゴールド。
福永騎手もその不安がつい口を突いてしまったのでしょう。

買い目の見解には、

-----見解から引用-----

騎手というのは正直な生き物です。
以前ジャパンカップにて勝利した際のO.マーフィー騎手の口が滑ってしまった話をしましたが、今回の福永騎手の「下りをこなせれば」という発言に関しては、明らかに「こなせないことをわかった上での発言」であると申し上げておきます。その根拠を示す事は出来るのですが、それを申し上げるのは企業秘密に抵触する部分もございますので、詳細なる解説が出来ないことはご了承いただきつつも、断言させていただくのは、今回も「京都の下りは克服できない」ということ。買い目からもバッサリ切らせていただいておりますが、一切押さえなどは必要ないということを明言しておきます。

-----引用終了-----

と記述させていただいておりました。

その上で、

◎4レッドレオン
○6モズベッロ
▲11サトノガーネット
☆2レッドジェニアル
△7タイセイトレイル
△3マスターコード
△8エーティーラッセン

という評価順にて提供したのが日経新春杯。

1人気のレッドジェニアルに関しては、追い切りの内容を見ていただくだけで、ある程度はここが「たたき台」であると理解して頂けるような追いきりでしたし、こちらも買い目から切り捨てさせて頂いたメロディレーンに関しても、前走より明らかに劣る追い切り内容でしたから、背景、プロパガンダ云々とは関係なく評価を下げるべき存在でした。

その3頭がそれなりの人気になっているわけですから、「人の持つ印象=可用性ヒューリスティック」がいかにオッズに影響を与えるか?が、この日経新春杯をご覧頂くだけで分かるわけです。

その上で、能力上位2頭といえ、更には人気馬でもあった、「社台G生産のレッドレオンに◎」「非社台牧場生産馬のモズベッロに◯」という至極簡単な結論で、3680円の馬単馬券を的中できるわけです。

ある意味では、プライベート情報を手にしていなくとも「認知バイアスに陥っていなければさほど難しくない馬券」出会ったと申し上げられるわけです。

そして、それは京成杯にも言えることでしょう。

京成杯の評価順は以下の通り。

◎12スカイグルーヴ
○1クリスタルブラック
▲6ゼノヴァース
☆7ディアスティマ
△8ヒュッゲ
△10ビターエンダー

正直に申し上げれば、これも「可用性ヒューリスティック」に陥った方々の判断が色濃く見て取れました。

年末年始に多く見られた「牝馬の人気馬」の凡走。
それにより、スカイグルーヴの人気はある意味で「適正範囲の人気」に落ち着きました。
このような血統背景をもった馬であれば、ほぼ100%といっていいほど「過剰人気」になります。
そういう意味では「可用性ヒューリスティック」がマイナス方向にだけ働くわけではないことが分かります。

がしかし、クリスタルブラックが7人気というのは、現在の一般競馬ファンがいかに「時計信者」であるかを表していると思うわけです。

1800m戦で「1分53秒2」という新馬戦の時計。
この走破時計だけ見れば「ダート戦か?」と思っても仕方がない時計。
ただし、レース内容を見れば明らかに「異質なレース」であったことは理解できるはず。
ある程度の基準を持っている方であれば、クリスタルブラックの上がり3ハロンの異常さは理解できるはずです。

そういう意味では、当会の事前算出していたオッズ係数では断然の「2番人気」と算出されておりましたので、蓋を開けてみてびっくりしたというのが正直なところです。

REVELATION DIRECTIVEを執筆する段階では、上記の事前算出オッズを参考に、メンバーの皆様がどちらに対して不安を覚えるか?という事を私のさじ加減で判断し、先週は「1戦1勝の人気牝馬=スカイグルーヴ」に関しての不安を少しでも和らげておこうと、あのような記述をしたわけです。

要約しますと、

1、このスカイグルーヴはもとより、アドマイヤセプターの血統では「種付け相手が少ない」
2、繁殖として安定的な価値を引き出せるかは未知
3、つまりは、産駒が安定的な競走成績を残すしか無い

つまりは、「ここで勝負になりますよ」と書いているわけです。

更には、『「社台Gの思惑」=「最大の経済効果を発揮する結果」とはどのようなものであるのか?』とまで書いているわけです。

エピファネイア産駒のスカイグルーヴに、キズナ産駒のクリスタルブラックが勝利する。

2013年の東京優駿でのラスト50mを思い出し、それをドラマティックに思い起こしてもらうという意味では、そのような「ニュース」が数多く流れた事を見ても、社台SSにて繋養している「キズナ」の仔が勝利することは、明らかに「経済効果」が大きいわけです。

もちろん、馬単フォーメーションでの提供ですから、スカイグルーヴが勝っても良いわけですが、結果としては「ワンツーフィニッシュ」という最高の結果で終えることが出来た訳です。その上で、3着候補として重要視していた▲☆評価の「ディアスティマ」と「ゼノヴァーズ」のディープインパクト産駒2頭にまで触れておくという念の入れようでしたが、ご理解は頂けましたでしょうか?

さて、当会の買い目提供に関して「JTTCさんは馬単フォーメーションが多いのですか?」というご質問が多いのですが、傾向的な話や、平均数的な指標で多いか少ないかという意味では、少ないです。

ただし、「ほぼ100%馬単フォーメーションにて提供される」という状況が存在することは明言しておきます。

当会監修BOOKS「有馬記念大全」の表紙にデカデカと記述させて頂いている「Important Keywords」にも【Double Standard】と記述してあるように。そして、ここまで幾度となく、競馬界の【Double Standard】を示唆してきた通り、当会の買い目には「◎指定馬」だけが重要なわけでなく、「◯指定馬」も◎指定馬と同じ以上の意味合いを持つケースがございます。

GIレースを引き合いに出せば、以前にも【特殊なレースとして公開した】と申し上げたチャンピオンズカップもまさにそう。

◎ゴールドドリーム
◯クリソベリル

という評価でありながら、双方の勝利を想定したこの2頭だけ1着2着を裏返す3連単提供にて的中馬券をお届けしておりますが、それもまさに同じケース。

他の業者がどのような買い目提供の方式を採用しているかは存じ上げませんので、もしも、当会が特殊だとしても、この提供方法には【根拠】が詰まっておりますので、この「常識」「基準」に合わせていただきたく存じます。

さて、先週のレポートはここまでにして、本来この場でお伝えしたい内容こそ、REVELATION DIRECTIVEでも予告をしていた・・・

「2020年東京優駿に関する重要事項」

についての発表であるわけですが、「京成杯の的中があまりにもストレートすぎる結果」となったことから、「今お話しては、ミスリードをしてしまう恐れがある。弥生賞かスプリングSの時期まで発表は控えたほうが良いだろう」との理事会の決定がくだされてしまいました。

楽しみにされていた方には残念ではありますが、「発表しない」ということではなく、「延期されただけ」でございますので、お許しを頂ければ幸いです。

とはいえ、なにも申し上げないのも私の気持ちがスッキリしません。
ですので、一言だけ申し上げておきます。

例えば先週土曜日の京都9Rの木津川特別ですが、当会は以下の評価順にて的中を残しております。

◎2ノーブルカリナン
○3エイシンスレイマン
▲5ナイトバナレット
☆6ブレイニーラン
△1トオヤリトセイト
△10スラッシュメタル
△7ココフィーユ

だからなんだ!ダービーとは関係ないじゃないか!

と仰られるかもしれませんが、「当会の結果報告」をご覧になって頂いている会員様ならご理解いただけると思うのですが、今回◎指定したノーブルカリナンは、前走のベストウィッシュ賞(年末/12月28日のプライベートギフト指定レース)にて「対抗◯評価」を下している馬なわけです。

その際は「12着」と大敗しましたが、敗因が明確であったことからも改めて「◎指定馬」に今回再評価させていただいたわけです。

何を申し上げたいか?

「ダービーにて◎を打つ馬は当会の結果報告を見ていれば自ずと浮かび上がってくる」

ということです。
ここから先に◎が打たれる馬なのか、それとも、既に◎が打たれているのか、につきましては勿論ここで明言することはございませんが、どちらにしても、当会が打った「◎◯」等の高評価馬に関しては、要チェックであるとともに、「◎◯指名時のクラスは卒業できる」と踏んだ上で提供しているケースが多いわけです。

もちろん、コース、距離、馬場状態、メンバー、その時の本場の状態、を見極めなければなりませんが、そのポテンシャルを評価した上での指名が多いことは事実です。つまり、結果報告とは、その後に「上位指名する可能性がある馬」を、無償で発表しているのと同義なわけです。

この、大前提を考えて頂ければ・・・
2歳戦、3歳戦、の上位評価馬のいずれかが「東京優駿の本命」である可能性が著しく高い訳です。

さて、今回はここまでしかお伝えできませんが、「DIRECTIVE=指南書」としての「REVELATION DIRECTIVE」、そしてその内容を振り返る「REVELATION REPORT」のみをご覧頂くのではなく、結果速報を含めた「印=評価順」の内容にも、しっかりと目を通していただくことをオススメし、レポートをしめさせていただきます。

答えは突然書き込まれる可能性があります。

見逃し厳禁ですので、全てのコンテンツをしっかりと吟味してください。
さて、最後となりますが、今週も「プライベートサロンの追加募集が出来るか否か」に関してですが、明日の1月総会の段階で、いくつか決定事項が出ると存じます。

改めて、ご連絡させていただきますので、ご報告をお待ちくださいませ。

年末年始のバタバタ感が落ち着いたちょっとした気の緩みで、お風邪などを召されませんようメンバーの皆様もお体ご自愛ください。

レポートは、以上となります。

今週末の提供内容にもご期待下さい。

JTTC‐日本競走馬育成評議会
松井彰二