JTTC | 日本競走馬育成評議会公式サイト

ログイン 新規登録

【結果総括】REVELATION REPORT「弥生賞週レポート」

結論から申し上げれば、先週ご提供した7本のレースにて、 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 的中馬券をお届けできたレースが「6本」 的中馬券をお届け出来なかったレースが「1本」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ と、6本のレースにて的中馬券をお届けいたしましたが、「全く納得行っていない週である」と個人的な感想をまず最初に申し上げたいと思います。 特に唯一の不的中となってしまった1本。 日曜日の阪神10Rに関して言えば、◎指名馬デターミネーションが圧勝しているにも関わらず、対抗選出馬抜けの非常に悔しい1戦だったわけです。重馬場での推定走破時計「1.23.2」を大幅に上回る「1.22.7」というタイムを叩き出したデターミネーションの成長力を読みきれなかった事が、この不的中の要因となってしまいました。 「推定走破時計より0.5秒速い決着」 これが何を指し示すかと言えば、スピード能力の上限が芝に比べて低いダート戦においては、「V200」の数値に加えて、単純に「足の速さ」が結果に連動する割合がより高くなることを示します。 時に、◎指定馬が圧倒的な勝ち方をしてしまうことで、「その馬に勝ちに行く競馬をした有力馬が総崩れ」になるケースがございます。 例えば先日の「東京マラソンでの井上選手」が、2時間3分台を目指すLAPを刻んでいた先頭集団に付いていき、最後は力尽きてしまったケース(結果2時間9分台で26位)がそれに該当します。2時間6分54秒の自己ベストを持つ井上選手が、日本記録を目指しハイラップで走ったことで、逆に自己ベストに遠く及ばない結果で惨敗してしまったケースに似ているわけです。 その様なレースでは「勝ちに行くつもりのなかった組」が、恵まれて上位進出するケースがあるのが競馬ですが、今回の阪神10レースが正にそれ。 つまりは、私共が叩き出した推定走破時計が、「1.22.7」前後に設定出来てさえいれば、逆に「対抗馬」として、10人気のサンライズナイトを選出することは可能だったわけです。 もちろん、全てが全てコンマ1秒の単位で推定走破時計を抽出することは不可能ですが、◎デターミネーションの「成長度合い」「上昇度」をもう少し正確に把握できていれば、「1.22.9」程度の推定時計は設定できていなければなりません。 なぜ、重要な結果報告をする場であるこの「REVELATION REPORT」の冒頭でこのような「不的中」の話しを書き記しているかといいえば、 「この不的中はもう一歩踏み込んだ検証をしていれば、回避できたのではないか?」 と考えているからでございます。 もちろん、レース結果は不可逆ですから巻き戻す事は叶いませんが、この先も続く「情報提供の精度」を1%でも高めるべく、この反省を次に活かすという宣言をさせて頂くために最初に記させていただきました。 7戦6勝という結果に満足せず、一歩ずつでも精度を高める努力をすることこそが私共の存在意義でございます。 その努力をあざ笑うように「劇的な進化を遂げるサラブレッド」もおりますが、彼らの未知の成長力を見逃さぬよう、真摯に結果を受け止め、邁進いたします。 さてそういう意味でも、チューリップ賞では「劇的な進化」をしっかり読み切り、完璧な的中をお届けできたと考えております。 先週私はREVELATION DIRECTIVEの中で、こう申し上げました。 『クラシック路線のブラックタイプを、近年ほぼ【独占している】のが社台グループと言えるわけです。』 その事を、 『ブラックタイプ狩りとも言える使い分け』 と表現し、その上で、以下の内容を記述しているわけです。 ━━━━━以下引用━━━━━ もう少し噛み砕いて申し上げれば、日本競馬界の独裁者と言っても過言ではない社台スタリオンステーションが、本年のチューリップ賞に出走する、他牧場生産の ・ハーツクライ産駒 ・キズナ産駒 ・ディープインパクト産駒 をどう扱おうとしているのか? を突き詰めることが、このチューリップ賞の答えへの最短ルートでございます。 ━━━━━引用終了━━━━━ チューリップ賞に出走していた上記種牡馬産駒は、 <ハーツクライ産駒> ・クラヴァシュドール ・チェーンオブラブ ・ウーマンズハート <キズナ産駒> ・マルターズディオサ ・スマートリアン <ディープインパクト産駒> ・スマイルカナ この6頭。 更に上記引用箇所の【主語】を明確にしましょう。 上記引用部で私は「社台グループ」ではなく、「社台スタリオンステーション」と『敢えて絞った書き方』をさせていただきました。 つまり、このレースを「独裁者」として扱っているのは「社台スタリオンステーション」であり、つまりは、他牧場の牝馬にブラックタイプを獲得させながら、自らの利益に誘導するために「キズナ」と「ハーツクライ」の種牡馬価値を取りに来た、ということを申し上げているわけです。 ディープインパクト産駒を勝たせたいと思っているのであれば、「社台SS」ではなく「社台G」と私は記述いたします。ディープインパクトは既に死去しておりますので、ここで勝ったとしても『社台SS』の利益に大きく貢献するわけではありません。 逆に、残る「ハーツクライ」と「キズナ」にしてみても、将来性が有るのは「キズナ」であることは自明。 その上で ━━━━━以下引用━━━━━ 『阪神JFの上位陣が出走している以上、一見[簡単でしょ]と思えるメンバーではありますが、本年チューリップ賞がどの様な扱いのレースであるか?についての「本当の意味」を理解していただかないと、しっかりとした勝負は出来ないのではないでしょうか』 ━━━━━引用終了━━━━━ と書かせていただいているわけです。 独占のし過ぎが「善」ではなく、令和のパラダイムシフトにおいては「共存」を考えなければならない状況であることは、ここまでも「REVELATION DIRECTIVE」や「JTTC監修BOOKS」の中でそれこそ「耳にタコ」が出来るほどに、書き記してまいりましたが、正にチューリップ賞は、 「レシステンシアに関しては、5着以内のブラックタイプだけを獲得し、1着2着のブラックタイプは他牧場に譲る代わりに、社台SSの最大の売りであるディープインパクト後継種牡馬であるキズナの価値を上げるレース」 であった訳です。 それは、レシステンシアのレース振りを見れば明らか。 レシステンシアは一見すればトライアル的な実験もせず「ただ逃げて、ただ負けた」ように見えるわけです。 がしかし、1つ重要な実験をしております。 実験したことは以下の通り。 ■阪神JFのLAP 12.2 - 10.5 - 11.0 - 11.8 - 12.0 - 11.2 - 11.5 - 12.5 前半3F=33.7 ■チューリップ賞のLAP 12.2 - 11.2 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 11.3 - 10.9 - 11.8 前半3F=35.1 この前半要素の違いが「レシステンシアの敗因であり、今回確かめたかったこと」でございます。 いわゆる「スローの溜め逃げから、最後の脚をどこまで伸ばせるか?」を知らない限り、本番での戦術に迷いが生じます。 阪神JFの強さは後続の脚を封じるほどのハイLAPからの押切り。 前半33.7というペースで逃げながらも、終いを35.1にまとめられたわけです。 しかし、「最高速の質」という意味で、レシステンシアは「33秒前半」が繰り出せるわけではありません。 そこを実践で確かめに行ったのが「今回のチューリップ賞」でございます。 垂れているわけではありませんし、事実上がり「34.2」の脚を使えているわけですが、他の「キズナ」「ハーツクライ」の仔達が、好位につけながら「33秒台の脚」で走れたというだけの事で、レシステンシアにとっては「それこそが実践の舞台で試したかった事」でございます。この「自身の最高速の限界」を見極めることは、ここでの勝利より尊いわけです。 つまり「溜め逃げ」を行うことは即ち、90%はこうなる結果が予期できた訳ですから、自ずと、当会の最終結論としても、 ◎13マルターズディオサ ◎1クラヴァシュドール という、レシステンシアを除いた「阪神JF上位2頭」の馬単Fへと繋がるわけです。 ここがわかってしまえば、非常に簡単なレースでございます。 1つ、なぜマルターズディオサが4人気という低評価でしかも単勝15倍もつけていたのかは、非常に不思議です。 3着以下に負けたこともなく、しかも、阪神JFの2着馬ですからね。 なぜ、直接対決で破れているウーマンズハートやクラヴァシュドールの方が人気を背負っていたのか、おかげさまで馬単6860円という、想定オッズの倍近い配当を得られたことは、運も味方したと申し上げておきたいと思います。 さて、実験を施しながらも【3着のブラックタイプ】をしっかり獲得した「レシステンシア陣営」。 いや「社台G」と申し上げるべきでしょうが、おみそれいたしましたという結果であり、流石でございますね。 本番ではこの結果を踏まえ、再度33秒台の逃げを繰り出してでも、ハイLAPを刻んでくるということが「ほぼ確定した」と言っても過言ではない、レシステンシアの結果。 本番では、「そのハイLAPでどの馬が力を出し切れるのか?」を見極めることが重要であると申し上げておきましょう。 続きましては、弥生賞にも触れなければなりません。 こちら、結果は御存知の通り、サトノフラッグの圧勝にて、3連単は1510円と非常に固い決着となりました。 結果論で言えば、3着と4着の頭差が入れ替わっていれば、「4190円」の的中馬券をお届けするに至っていたわけですが、それはあくまでもタラレバのはなしでございます。チューリップ賞のように、恵まれるケースもあれば、弥生賞のように恵まれないケースも混在するのが「競馬」でございます。 このような話ができるのも「的中」をお届けできているからであるわけでして、この様に的中を積み上げてゆくことこそが私共の本分であり、その中で時に僥倖とも言える配当に巡り合うことも出来るわけです。 その順序を忘れずに今後も邁進する所存。 さて、まず、弥生賞に関しては、私が先週REVELATION DIRECTIVEにて申し上げた事を振り返らせて頂きます。 ━━━━━以下引用━━━━━ 今回の弥生賞で人気になる、ノーザンF生産の3頭も、 ・ワ―ケア【1200】 ・オーソリティ【1000】 ・サトノフラッグ【900】 という賞金であり、確実に皐月賞に出られるか?といえば、「まだ当落線上にある」と言わざるを得ない状況であることに間違いはありません。 ━━━━━引用終了━━━━━ 更にもう一箇所引用をさせていただくとすれば、 ━━━━━以下引用━━━━━ 弥生賞の過去を紐解けば、過去10年間で[1.2.3人気]が[1.2.3着]を独占したのは、 2016年 1着マカヒキ 2着リオンディーズ 3着エアスピネル の年だけ。 ━━━━━引用終了━━━━━ 全てはこの引用箇所で答えを申し上げてしまっているわけですが、先週のレポートにて、「私の表現をうまく引用しながら、REVELATION DIRECTIVEを執筆した宇野室長」の書き方に触れましたので、私も「マカヒキ世代」の話を引用させて頂き、暗に「今年の弥生賞は1.2.3番人気で決着する可能性の高さ」を指し示させていただきました。 その上で ━━━━━以下引用━━━━━ 『サトノフラッグ自身持ち賞金【900万円】の身ですから、客寄せパンダ的な事をやっている場合ではない』 『話題が掻き立てられる弥生賞』 ━━━━━引用終了━━━━━ と明示し、「ディープインパクト産駒」を露骨に勝たせに来ていることを示唆。 武豊騎手を鞍上に配した背景は『見解の中だけで』お伝えしましたが、この場ではまだ伝える事はできません。 その上で、当会が導き出した ◎1サトノフラッグ ◎8ワ―ケア ▲10オーソリティ という上位評価でご提供した弥生賞。 こちらも、チューリップ賞同様「必然の◎2頭」が1着、2着に入線。 惜しむらくは「3.4着」が入れ替わっていれば「配当面でも・・・」という話ではございますが、その部分に関しては次の機会に回収させてもらいましょう。 それよりも、弥生賞のレースの見解にて触れた「弥生賞の基本形」についての記述。 ここが分かってくだされば、来年も再来年も、またその次も、『生涯、弥生賞を取り続けることが出来ます』と言うに等しい内容です。 見解にも記した通り本年は「逃げ馬の二段ロケット」を用意してまでも【◎2頭の1着2着が至上命題】でございましたので、若干例年とは違う「形」にはなりましたが、それも含め『必ず覚えておいて欲しい、弥生賞の虎の巻』でもございますので、お忘れなきよう。 さて、クラシックに向けての重要トライアル戦を『2戦2勝』で終え、クラシック的中の自信度合いに『また1つエビデンスを加えた』今週。もう一つ忘れてはならないのが、それはクラシック戦線だけの話ではなく、高松宮記念に向けての『エビデンス』も追加したこと。 オーシャンSにおける配当馬単860円には特筆すべき価値はございませんが、世代交代も含めた『混戦の短距離戦線』において、先々週の『阪急杯』の時点から『ロードカナロア』に纏わる話を公開の上、ロードカナロア産駒の◎ダノンスマッシュが勝ちきったこと。 この一連の結果をご覧に入れられた事こそに、価値がございます。 「カナロア-5YEAR-ロード」 初めて聞くフレーズかもしれません。 以前「ディープ4.0」というフレーズを書き記したことがございますが、「カナロア-5YEAR-ロード」はストレートに申し上げれば「ロードカナロア5ヶ年計画」という意味でございます。 内容の詳細までは触れることは許されておりませんが、先々週のREVELATION DIRECTIVEにて宇野室長がなぜロードカナロアの話を連呼したのか? つまりは、「カナロア-5YEAR-ロード」にふれることについての、【GOサイン】を出してくれたわけです。 ・ディープインパクト直径種牡馬 ・母父ディープインパクトのイメージ回復 ・オルフェーヴルに関する生産界の葛藤 など、様々な『ブラッドガバナンス』についてこの場を借りて言及してまいりましたが、 遂に、 【ロードカナロア】 に関しての話がここに来て解禁を迎えたこと。 今後の展開を大いに楽しみにしていただきたいと共に、この流れを実感していただいたというその意味で、『阪急杯』、『オーシャンS』の連続的中には意味があるのです。 今週のレポートはここまでとさせていただきますが、かなり重要なことを今回も書き記しております。 是非、何度も読み返していただいておくことをお勧めいたします。 さて、今週末は ・中山牝馬S ・ファルコンS ・金鯱賞 ・フィリーズR と、楽しみな重賞が目白押し。 当会がどのような根拠でこれらのレースに臨むのか? ぜひ今週末もご期待頂ければ幸いです。 以上、弥生賞週のレポートでございました。 JTTC-日本競走馬育成評議会 松井彰二 ━━REVELATION RACE LIST RESULT━━ ■[土]阪神11R チューリップ賞 プライベートランク:☆☆☆☆☆ <評価順> ◎13マルターズディオサ ◎1クラヴァシュドール ▲4レシステンシア ☆7ウーマンズハート △10スマイルカナ △9イズジョーノキセキ <結果> 1着◎13マルターズディオサ 2着◎1クラヴァシュドール 馬単F:6860円的中[10点] ━━━━━━━━━━━━ ■[日]中山11R  報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GII) プライベートランク:☆☆☆ <評価順> ◎1サトノフラッグ ◎8ワ―ケア ▲10オーソリティ △6ウインカーネリアン △3パンサラッサ △5ブラックホール <結果> 1着◎1サトノフラッグ 2着◎8ワ―ケア 3着▲10オーソリティ 3連単F:1510円的中[16点] ━━━━━━━━━━━━ ■[土]中山11R オーシャンS(GIII) プライベートランク:☆☆ <評価順> ◎2ダノンスマッシュ 〇1タワーオブロンドン ▲10ナックビーナス ☆9ハウメア △6キングハート △14レジーナフォルテ △11カッパツハッチ 穴16クールティアラ <結果> 1着◎2ダノンスマッシュ 2着▲10ナックビーナス 馬単F:860円的中[14点] ━━━━━━━━━━━━