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【結果総括】REVELATION REPORT[根岸S週:2021/0130-31号]

競馬における必然の的中。 超法規恩赦の掲げるパラダイムシフトの方向を一部明確に示唆する結果となった根岸S。 お世話になっております。 JTTCの松井でございます。 まずは、超法規期間3回目の提供となった恩赦競走について触れて参ります。 <指定馬序列> ◎3 レッドルゼル ◯6 タイムフライヤー ▲14 アルクトス ☆1 ワンダーリーデル △9 ヘリオス △12 テイエムサウスダン △15 デザートストーム <結果> 1着◎3 レッドルゼル 2着☆1 ワンダーリーデル 馬単:7030円的中[6点] まず、恩赦対象馬としてきっちり勝ち切らせてくれたレッドルゼル鞍上の川田騎手。 そして、安田隆行厩舎の手腕に敬意を表したいと思います。 この結果について結果論的に2つの視点について語らせて頂きたいと思います。 まず最初の視点は『恩赦競走の背景』からの視点。 レッドルゼルが本命であったことは、おおよそのメンバー様が「確実に事前にご理解頂けていた」という報告を受けています。無論、中には「わからなかった」と仰られるメンバー様もいらっしゃったかもしれませんが、それはそれで構いません。メンバー様は「答えを手にする資格」のある方でございますし、私はREVERATION DIRECTIVEにて「クイズ」をしている訳ではありません。 答えが分からなくとも「ご参加」頂ければ、それは何も問題は無く、いざご参加いただけた際に「不安なくしっかりと購入できる」という精神状態を保っていただけていれば構いません。 私が心配しているのは人が「不安」に陥ってしまう際のプロセスです。 ・過去の不的中がフラッシュバックした ・自分が考えていた馬と違う馬が指名されたことで不安が生じてしまった この2点が競馬に於いて不安をあおる2大要因でございますが、前者に於いては「比較する対象を間違えている」という事が原因であり、後者は「自力で大幅なプラス収支を出せている方が自分の考えとは違った」という事なら少なからず理解は致しますが、そもそも論的にこのような考え方に至る方の多くは「自力でプラス収支を出せない」更には「実は、そこまでその馬の事を知らない」という方が、ほとんどでございます。 なのを申し上げたいのかと言えば、こと恩赦競走に関して、特に後者の不安に直面しやすい方には失礼を承知で申し上げれば「下手の考え休むに似たり」ということわざを常に頭において欲しいという事でございます。 そして、それ以上に問題となるのが「前者」の要因にて不安が出てしまう方。 競馬に敗戦は付き物ですし、「競馬に絶対は無い」という事実に必要以上に敏感になられてしまっている状態であり、更には、「比較する意味のない過去と未来」を比較してしまっているという、実は「理にかなっていない行為」であることに、気づいていない方が多いのでございます。 簡単に言えば「拡大解釈」し過ぎることによって、本質を見失い全ての事象に大きくその傾向をあてはめすぎてしまうという、統計学的視点から見ても完全な「謝り」である行為をしてしまっている状況と言えます。 例を挙げれば「ノーザンFで馬を購入したら、未勝利で終わってしまった。だから、ノーザンFで馬を買うのは不安である」と仰るのと同じこと。世界でも屈指の生産牧場のノーザンFですら、生産した馬全てが勝ち上がるわけではないという事。そこで「勝てなかった馬」にも様々な理由はありますが、しかしながらディープインパクト、キングカメハメハの様な馬が居たことも事実。 人は「わからない」「知らない」「理解できない」事に関しては、恐怖を覚える生き物です。 その時、人は「硬直して動けなくなる」もしくは「攻撃性が増しただただ攻撃する存在と化す」事が多いわけです。 前者は俗に「フリーズ」と言われる状態であり、後者は俗にいう「ネット炎上」などを作り出す方々の心理に近い状況でございます。 私どもからしてみれば「競馬の勝敗におけるほぼすべての結果に対しての【勝因】【敗因】」が理解できます。ですから、不安に陥ることはございませんし、ここで、記述させて頂いてるようなメンバー様は全体からしてみれば10%もいらっしゃりませんが、だからと言って「少数切り捨て」というような行為をすべきではないと考えている事から、このようなことを書かせて頂いているわけです。 ほぼ90%以上のメンバー様にとっては「松井、もう放っておけ」と思われるかもしれませんが、誰もがみな最初は不安を抱えていたことを考えれば、昨秋恩赦競走を実施できなかった中で、当会にご入会いただいた方には、未だ恩赦競走にご参加されたことが無い方もいらっしゃるわけですから、そこは是非ともご理解を賜りたいと思っているわけです。 『知る立場に立つ』 という事は、的中馬券を数多く手にすることが出来るという利点よりも、「不的中に遭遇しても決して未来への不安に陥ることが無い」という事の方が、実は大きなメリットであるともいえるのです。 だからこそ、REVERATION DIRECTIVEがあり、このREPORTがあるわけです。 その上で、先週のREVERATION DIRECTIVEで記載した内容を振り返れば、まず私はこの大前提を記述いたしました。 -----引用----- ダート重賞が恩赦対象競走に選出される場合、大きく分ければ2通りの考え方がある。 ・「種牡馬選定競走」としての意義 ・「レバレッジエフェクト」による種牡馬の根底価値向上としての意義 例えば、2019年のチャンピオンズCについては前者の「種牡馬選定競走」としての意義がメインであったことは、ご参加いただいた方はご承知いただいているだろう。 そして、先週行われた東海Sは「レバレッジエフェクト」による「種牡馬の根底価値の向上」が背景にあったことは先日のレポートの中でも詳しく記述させていただいた。 そして、今回の根岸Sだか、上記の2つの2大根幹テーマとは少々事情が異なっていると申し上げたい。 ---------------- 思い出していただけましたでしょうか。 2大目的とは異なる目的が設定されていたのが今回の根岸Sであると申し上げていますが、馬券視点で見た際の重要なPOINTは「インティのように危険な人気馬を作ってはいない」という事。そしてもう一点「2019年チャンピオンズカップ勝者クリソベリルのようにその馬自身を種牡馬にさせるための勝利」を目指しているわけではないですよという事を申し上げました。 その上で、直近一年のダート1400mにおける「種牡馬」と「BMS」のランキングを記載し、更にとどめとなる表記が -----重要部分引用----- ギリギリまで申し上げるのであれば、ここに「クロフネ」が入っていない事。「キングカメハメハ」が入っていない事。この事実に気づいた方は、非常に筋が良い方であると申し上げておく。 ------------------------ 種牡馬ランキングの1位の座をヘニーヒューズに奪われていた「ロードカナロア」。 そして、BMS一位は「フレンチデピュティ」が君臨している事。 「社台Gの覚悟」 今回の超法規恩赦には、この大前提があるからこそ実現できている事はここまでも再三申し上げてきました。 社台グループの中核を担うのは「社台F」でも「ノーザンF」でもなく、「社台SS(スタリオンステーション)」であることは自明な中、上記した2大目的以外に社台Gが覚悟をもって行う事と言えば、ロードカナロアのブランディングに於いて他にありません。 だからこそ、限られた条件とは言え「2位」にロードカナロアが甘んじている事を理解していただくために、ランキングを提示したわけです。その上で、重要引用部分にも書かせていただいた、キーワードと、BMSのランキングを併せてみて頂ければ、全ては明確にご理解頂けたはず。 様々なランキングがある中で、以下ような順位を発表する事が可能な中で「敢えてダ1400m」のデータを意図的に出し、ご提示したのです。 「いや、そんなこと言っても、そんなの偶然じゃないのか?」と仰られるメンバー様も居るかもしれませんが、私は「意味のないことは書きません」と常々申し上げております。 「クロフネもキングカメハメハも居ない事が重要なキーワードである」 クロフネの父は「フレンチデピュティ」 キングカメハメハの仔が「ロードカナロア」 また、種牡馬ランキング2位がロードカナロアで、BMSランキング1位がフレンチデピュティ。 つまりは、『「ロードカナロア」と「フレンチデピュティ」に注目してください』と言っているわけです。 これ以外の解釈がもしできるのであれば、私の書き方が悪かったのでしょう。 ただ、それを改善するつもりはございません。 正直、上記以外の解釈をされてしまう『うがった見方』をされてしまう方の視点を修正する事は私にはできません。 たしかに、ここに、ドゥラメンテ産駒やルーラーシップ産駒が混ざって出走していれば、その点は分かりにくかったでしょうが、キングカメハメハと関連する馬はロードカナロアしか出走しておらず、その産駒は2頭のみ。 レッドルゼル ステルヴィオ そして、フレンチデピュティと関連する馬も2頭のみ。 レッドルゼル ヘリオス もうお分かりいただけたでしょう。 ロードカナロアとフレンチデピュティ2頭の血を受け継いでいる馬。 つまりは、先週記述した内容に合致する馬は… 『レッドルゼルしか存在していない』 訳です。 社台SSにとって現在種牡馬の最高種付け価格はロードカナロアだという事をご存じない方はいらっしゃらないでしょう。 アーモンドアイの活躍はプロパガンダの象徴として一気に知名度を上げましたが、重要なのはむしろそういった活躍馬ではなく、下支えの部分でありアーニングINDEXの上昇を狙う事。 サンデーサイレンスの初年度と2年目産駒が異常なアーニングINDEXを算出した話は、JTTC監修BOOKS『パラダイムシフトの渦中にある世界競馬』の中でも、詳細を記載した通り、種牡馬の価値は一頭の活躍馬のみではなく、アーニングINDEXで測られてゆくことがベースにある事をお伝えしてきました。 その上で、先週の東海Sでは『ゴールドアリュール』の後継種牡馬スマートファルコン産駒のオーヴェルニュの勝利が必然とされ、そして、今回は『ロードカナロア』は勿論のこと、先日死去したばかりのクロフネの父フレンチデピュティの血を持つ『レッドルゼル』が恩赦対象馬に指名されているという流れ。 そして、もうお分かりだと思いますが『オーヴェルニュ』『レッドルゼル』の手綱を取ったのは、共に『川田将雅騎手』でございます。 以上が『恩赦競走の背景』からの視点。 その上で、もう一つの視点が『馬券収益的な視点』になるのですが、今回の指定序列馬の並びをご覧いただければ、3連単「4万4160円」も手中に収めていたと考える方も多いと思います。 そこは、あくまで結果論としての見解であることを強く言及しておきたいと存じます。 確かに、印で言えば「◎→☆→〇」といった決着ですので、そのような事をお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に「◎→△→☆」や「◎→△→〇」といった結果になれば的中馬券はつかめなかった訳です。 また、この買い目なら「馬単3点で取れたね」と仰る方も居ますが、それも結果論でございます。 例えば今回直線で進路を無くしてしまった事で8着に敗れたヘリオスですが、スムーズに流れの乗っていれば2着という可能性もあったという事は、レースをご覧いただいた方ならお分かりいただけるでしょう。逆に、今回は完璧な騎乗をしてくれましたが、2着したワンダーリーデルが末脚不発に陥るケースも想定しておかねばならなかった訳です。 何を申し上げたいかと言えば、不安とは逆に「過信」も禁物であるという事を申し上げたいのです。 次回参加された際に、馬単提供された時に「きっと3連単でも当たるはず」というような、個人の希望的観測解釈にて馬券などの種別を替えてはなりませんという事を、今回は申し上げておきたいのです。 さて、これで超法規期間に突入して3回目の恩赦競走が終わりました。 恩赦競走はベツモノである という事は、ご参加いただいたご経験のないメンバー様でも、ある程度誤認識いただけた状況なのではないでしょうか。 その上で、重要なのがここから先。 現段階で、3本の恩赦競走は決まっておりますが、更に、2本の恩赦競走が追加され、現段階で「5本」の恩赦競走が実施されることが決まっております。 がしかし、この残り5本については事前示唆どころか、レース名を発表できない可能性もございます。 ここまでの3本のように、事前にレース名を公開してしまえば「そこに何かがある」という事は、メンバー様のみならず、様々な方に伝わってしまうわけです。 明日2月3日(水)に緊急理事会が招集されておりますが、そこで今後の恩赦競走についての話し合いがもたれる事となります。弊社からは私と代表の吉村が参加いたします。 その場で、吉村自身が提言する内容を理事会が承諾してくれるか否かは、当会のメンバー様にとっても非常に重要な事。私自身も恩赦特別情報部の部長としての矜持は示してくるつもりでございます。 無論、恩赦競走の本質は「競馬産業界の救済」であり、「パラダイムシフトの促進」であることは大前提でございますので、本末転倒となる要求は控えなければなりませんが、その範囲の中で出来る限りの朗報をメンバーの皆様にお届けしたいと思っておりますことは、是非ご理解頂ければ幸いです。 さて、先週はあと2本REVERATION DIRECTIVEにて触れさせていただきました。 白富士SとシルクロードSでございます。 まず、白富士Sのブレステイキングの大失速について触れたいと思います。 一点申し上げておきますが、今週末に実施されることはありません。 まさに、競馬に絶対は無いのだという事を証明する一戦となってしまった事が残念でなりません。 馬体の成長を促し、非常に出来の良い状態で迎えた一戦。 その中にあって、一つだけ邪魔してしまったのが「TOPとしての意地」が前面に出てしまった事でしょう。 未完の大器であり、ポテンシャルの半分も出し切れていないここまでのブレステイキングの実績。 ノーザンF生産 サンデーレーシング所有 というエリートであり、育成調教は、 ノーザンF天栄 堀厩舎 という、全てが一流どころで固められている同馬。 私どもJTTCとしても、デビュー前から「重賞は勿論、GIにも手が届く器」として最大の期待がかけられていたわけですが、ここまで出世を阻んで来た最大の理由が「気性」。本気で走り切らない面がある同馬に、当会としては幾度となく「ブリンカー」の着用、ブリンカーがプライドを傷つけるのであれば、せめて「チークピーシーズ」だけでも着用してみてはいかがか、という進言を再三申し上げてきました。 しかしながら、一流と呼ばれるTEAMはそれを良しとしません。 矯正馬具を嫌うホースマンは未だにゼロではないのです。 自らの腕に自信を持ち、そこに矜持を持つからこその一流であり、私どももその確固たる信念に敬意を払ってもおります。しかしながら、馬優先であるべき中で、人が主役になってしまう事の弊害が思い切り出てしまったのが今回の白富士Sでのブレステイキングの大失速であると、ホースマンの端くれに居るものとしても、大いに反省すべき内容であると考える次第です。 ご参加いただいた皆様には、当会代表の吉村自らが顛末をご報告しておりますので、これ以上「堀厩舎」「ノーザンF」側の施策に苦言を呈すことは致しませんが、重要なのは「馬優先主義」をしっかり根底に持つことであり、私ども「人」は、自らのプライドを満たすために馬を犠牲にしてはならないという事でございましょう。 この教訓を次に活かすことこそが、当会の使命であり存在理由。 この件に関しては、再発防止に注力いたします。 そして最後委に触れさせていただくのが、シルクロードSについて。 こちらも、事前に本命◎が「ライトオンキュー」であることは誰もがご理解頂けていましたでしょう。馬名まで出して、 -----以下引用----- その答えまでは申し上げられないがゴドルフィンの持ち馬ライトオンキューがなぜ追い切りで好時計を連発した上でこの舞台に駒を進めて来たか?このあたりの理由を考えて頂けると、このレースを紐解くカギとなるのではないだろうか? ------------------- と記述した上で 『「本番はここではない」そう考えている陣営だからこそ、「しっかりとした試走」を実施してくるのである。この「しっかりとした試走」という意味が、伝わっていただければ幸いである』 とまで、記述させていただきました。 ゆるぎない本命◎ライトオンキューからの3連複4080円の的中を自らの力量で取ったとおっしゃっていただける無料メンバー様もいらしゃいましたが、当会の最終結論はその一歩先を行かせていただきました。 <評価順> ◎2 ライトオンキュー ◯13 シヴァージ ▲12 ラウダシオン ☆9 ヴェスターヴァルト △11 リバティハイツ △10 ルッジェーロ △7 エイティーンガール <結果> 1着◯シヴァージ 2着◎ライトオンキュー 3着▲ラウダシオン 3連単:2万5250円的中[30点] 3連単フォーメーションの1着固定欄に◎〇2頭を配置した、3連単フォーメーションによる的中。 これこそが、『しっかりとした試走』という意味を先取りしてお伝えしておいた意味でございます。 買い目からもバッサリ切らせていただいた『モズスーパーフレア』は、本番に向けての「模擬レース」を演じるための出走であり、LAPを作るためのラビット役であったと言っても過言ではありません。 それは、容易に坂路で50秒を切る馬が、直前の追い切りで52秒台しか出していなかったことを見れば一目瞭然。様々なマスメディアに煙幕的に「出来良好」などと書かれてはおりましたが、闇の深い事象だと思っています。このようなマスメディアの闇については、また後日触れさせていただきますが、上位人気にはなると思いましったが、まさか1人気まで上げ奉られるとは流石に私どもも思っておりませんでした。 その事もあって、「1人気を斬る」とは書けずに、 -----以下引用----- ご参加いただく皆様にあらかじめ申し上げておきたいのは、「上位人気でもバッサリ買い目から切らせて頂く馬」が居る事はあらかじめ申し上げておきたい。 ------------------- という表記にとどまってしまった事は、私が書かせていただいた記述としては少々歯切れが悪かったと反省しております。とはいえ、逃げ馬が失速することが確実視されたレースで狙うべきは、差し追い込み馬であること。また、そこには、本番を前にした「試走」であること。しかしながら、試走と言っても「しっかりとした試走」を行う事。 その上で、「試走の失敗」を最大限考慮に入れた「3連単フォーメーション」での提供であったこと、そのあたり全てを読みぬいての「3連単:2万5250円的中」であったと、自負しております。 馬券圏外に富んでしまえば不的中となる「連軸」という扱いではなく、「フォーメーション」を採択したことが、このレースの全てを物語っていると言っても過言ではなりません。ステップレースだからこその攻め方をご提示できたかと存じます。 今週のレポートは以上となりますが、明日明後日には、私から「恩赦緊急理事会」に関連する報告事項をさせて頂く予定でおりますので、必ず目を通していただけますよう、よろしくお願い申し上げます。 JTTC]日本競走馬育成評議会 松井彰二