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先週の当会の提供内容から「きさらぎ賞週がどのような週だったか」は垣間見えたのではないでしょうか。
10本の提供レースの内訳は「芝9本」「ダート1本」。
その芝のレース9本に対しての当会の◎本命馬は、、、
全て「ディープインパクト産駒」という大きな偏り。
そして唯一のダート競走アルデバランSに関しても「ハーツクライ産駒丼」という指名。
おそらく、過去の「Stallion Parade(種牡馬展示会)」ウィークでもここまでの偏りを見せることはなかったわけですが、
1、パラダイムシフトの真っ只中である
2、昨年のディープインパクトの急逝
このあたりの影響が色濃く出た年であると申し上げてよいのでしょう。
◎ライティア【2着】
◎プリモシーン【1着】
◎サトノラディウス【1着】
◎サトノソロモン【1着】
◎リリーピュアハート【1着】
◎ウーリリ【1着】
◎ランブリングアレー【1着】
◎ハナビマンカイ【1着】
◎アルジャンナ【3着】
と、指名した全ての「ディープインパクト産駒」が[7:1:1:0]という成績で馬券圏内に好走。
先週のREVELATION DIRECTIVEにてお伝えした「満口種牡馬」をご覧になっていただいても、今なぜ「ディープインパクト産駒」の印象を強く残す必要があるのかはご理解頂けるはず。
<キングカメハメハ系種牡馬>
ドゥラメンテ
ホッコータルマエ
リオンディーズ
ルーラーシップ
レイデオロ
ロードカナロア
<ディープインパクト系種牡馬>
キズナ
シルバーステート
リアルインパクト
リアルスティール
と、キングカメハメハ系種牡馬の「6頭」に対し、ディープインパクト系種牡馬は「4頭」にとどまっているという事実。
また、AJCC週に公開したREVELATION DIRECTIVEでも、キングカメハメハとディープインパクトの「BMSのねじれ現象」についても触れましたね。
-----以下引用-----
<ディープインパクトBMS成績>
2019:11位
2018:14位
2017:24位
この成績に引き換え、キングカメハメハは
2019:2位
2018:3位
2017:11位
という数字。
~中略~
ディープ系種牡馬の産駒
母父ディープ産駒
この系譜を持つ活躍馬をいかに輩出するか?
この課題は非常に大きな課題と言えるわけです。
-----引用終了-----
このような数字が出ていることについては「ブラッドガバナンスの視点」からみても大きな課題。特にその頂点に君臨する「社台SS(スタリオンステーション)」としても、ここまでの差が出てしまったことへの是正は急務であり、今後もこの視点でみた「ディープインパクト産駒」の活躍、並びに、ディープインパクト系種牡馬の活躍への注目は忘れてはならないわけです。
このような偏りを見せた先週。
その背景に「Stallion Parade(種牡馬展示会)」があったこと。
そして、そのような背景が「ここまで提供結果に偏りをもたせる事がある」ということを指し示した先週の開催。
何が申し上げたいかといえば「生産界の事情=種牡馬ビジネスの事情によって、レース結果は変わる」ということ。
それは八百長が行われているということを申し上げているのではなく、そのような事をせずとも「恣意的な結果は作り上げられる」ということを申し上げたいのです。
そもそも「使い分け」という言葉自体まさにその象徴。
ここ数週、私は以下のように申し上げてまいりました。
-----以下引用-----
「選択レースの視野を広げた」
「使い分けのレベルが一段上がった」
-----引用終了-----
「使い分け」という言葉をどの様に捉えていらっしゃるか?という意味では、「本質的な部分まで理解している競馬ファンは少ない」と言えるわけです。
ストレートに申し上げましょう。
■八百長ではないが恣意的な結果に導くことが出来る「使い分け」
■そのレベルにまで一段引き上げてきた2020年の「使い分け」
使い分けと聞いて「ただのローテーションの調整」程度に捉えているのであれば、それは本質にたどり着いていないわけです。
社台SSを土台とする「社台グループ」は、年間「1500頭」近くの仔馬を生産しているわけで、日本で年間7000頭生まれるサラブレッドの5分の1を占めるわけです。
正直に言えば、日高の生産馬には売れ残りデビューする事もなく屠殺されてしまう馬も多く、中央競馬にてデビューできる馬は一握り。となると、こと中央競馬に関して言えば「5分の1」というレベルではなく「4分の1」から「3分の1」が社台グループ生産の馬であると言っても過言ないわけです。
更にそれを「社台SSの視点(種牡馬ビジネスの視点)」でみてみれば、半分以上が「関係馬」と言っても過言ではないわけです。
その立場にあるグループが「使い分け」を行うわけです。
だからこそ申し上げたいのは、「使い分け」という言葉を、表面上の意味合いで捉えてはなりません。
当会が常々「ダブルスタンダード」と申し上げているのは、その使い分けが「1つの目的だけで完結するものではなくなってきている」という意味合いを含んだ表現であることは御存知の通り。
そういう意味でも先週の両重賞は興味深く見守ってもらったのではないかと存じます。
先週のREVELATION DIRECTIVEで私はこう記述いたしました。
-----以下引用-----
「ダブルスタンダードであって、ダブルスタンダードでない」
-----引用終了-----
先週のREVELATION DIRECTIVEにて、私は「ダイワメジャー」や「ハーツクライ」、「ブリックスアンドモルタル」、「ウォーエンブレム」、そして、「ディープインパクト系」「ゴールドアリュール系」という名前は出しましたが、違和感甚だしいほどに「キングカメハメハ系」の名前に触れなかったこと。
「東京新聞杯」のレースの構図としては、一見「キングカメハメハ産駒vsディープインパクト産駒」のように映るメンバー構成ですが、結論から言えば「東京新聞杯=キングカメハメハ産駒以外のレース」としての立ち位置であり、そういう意味では「ディープインパクト産駒&キングカメハメハ産駒以外」というダブルスタンダードで成り立っていたレースなわけです。
その上で、当会がダブルスタンダードを掲げた際によく使用する「馬単F」ではなく、「3連複Fを使用した提供形式」がいつものダブルスタンダードとは違う点。
これが、「ダブルスタンダードであって、ダブルスタンダードではない」と申し上げた理由。
東京新聞杯の印を振り返れば
◎1プリモシーン【ディープ】
○5サトノアーサー【ディープ】
▲12シャドウディーヴァ【ハーツ】
☆2ヴァンドギャルド【ディープ】
☆13クリノガウディー【Sヒーロー】
△3モルフェオルフェ【オルフェーヴル】
△15ケイアイノーテック【ディープ】
△11キャンベルジュニア【海外種牡馬】
と、「1頭もキングカメハメハ系の名前がない」という事実からも、かなり偏ったレースであったことはご理解頂けるでしょう。
そして、きさらぎ賞。
評価順(印)をご覧頂ければ当会の意図はご理解いただけたはず。
◎8アルジャンナ
◯3トゥルービル
▲7ストーンリッジ
☆1コルテジア
△4ギベルティ
△5グランレイ
先週のREVELATION DIRECTIVEでは「ゴドルフィンの刺客ギベルティと朝日杯3着のグランレイ、共に非社台生産馬に打たれた印の意図には想像を巡らせていただきたい」と申し上げました。
その上で「2人気のグランレイ」「3人気のギベルティ」を△評価までに押さえたこと。
にもかかわらず、同じ非社台でも「7人気のコルテジア」には☆の評価を与えたこと。
ここで言うダブルスタンダードは「ノーザンFディープ産駒vs非社台馬」であることは明白な中で、非社台馬の中心は「コルテジア」であることを明確に伝えていたわけです。
その上で、東京新聞杯同様、「3複Fを使用した提供形式」がいつものダブルスタンダードとは違う点。
アルジャンナからの3連複でも、
◎◯▲=15.1倍
◎◯☆=48.1倍
◎▲☆=29.4倍
と重い印を回した「本線3点」の買い目は十二分な配当が付いており、結果として「2940円」の配当をお届け。
たまたま人気馬が飛んだ上で3連複の配当がはねたわけではなく、グランレイ/ギベルティの人気2頭をあくまで押さえ評価に回した上での完璧な提供が出来たと考えているわけです。
そういう意味でも「結果を見てくだされば、私がなぜこのような表現をしたのかは、ご理解いただける」と申し上げていたことも、十二分にご理解いただけたことでしょう。
こうなることを予見出来ていなければ書けない事。
それを「東京新聞杯」と「きさらぎ賞」にてご覧に入れられたことが、まさに「知る立場としての証明」となるわけです。
当会が競馬ファンの皆様にプライベートサロンを公開してからまだ日が浅く、「JTTCとはどのような情報を持っているのだ?」と、期待を持っていただきながらも「疑心暗鬼」や「不安」も綯い交ぜな心境の方もまだまだ多いと存じます。
もちろん「REVELATION DIRECTIVE」は答えを教える場ではなく、「当会の考え方を」ご理解していただく場。
無料メンバーの皆様の中には「もう少しわかりやすく書いて欲しい」といった要望をいただくこともございますが、それは「REVELATION DIRECTIVEが無料メンバーの方々に利益を出して頂くためのコンテンツではない」という事実を棚上げしたご意見であると申し上げるしかなく、利益を出したいのであれば、それは「プライベートメンバーになって頂ければ問題ない事」と申し上げるしかないわけです。
その前段において、様々な事前示唆を通じて「安心感」を醸成していただくこと。
更には「不的中」となった情報を取り上げて、これだけの情報がありながらも競馬に絶対がないこと。
そういった「事実」を通じて、「いざ勝負!となった際に変な不安が芽を出さないよう」REVELATION DIRECTIVEを通じて「馬券投資への心構え」を醸成していただいているわけです。
無料メンバー様とはいえ、JTTCの無料メンバー様は「非常にレベルの高い方」が多いということは実感しておりますので、是非とも当会の考え方をご理解頂ければ、と申し上げておきたいと存じます。
そして、本日一番最後に取り上げなければならないレース。
エルフィンS。
先週の「REVELATION DIRECTIVE」にて「ライティアは指標である」と申し上げました。
評価順は以下の通り。
◎2ライティア
○7スマートリアン
▲9ヴィースバーデン
☆8デアリングタクト
△11エーポス
ここでも構造は「社台G vs 非社台」の構図。
そして、「指標」という言葉には「2つの大前提」がございます
「それなりのポテンシャルを持つ馬でなければ指標足り得ない」
「それなりに仕上げていなければ指標足り得ない」
という大前提ですね。
その「指標」に「ライティア」が指名されたわけです。
この馬に◎を打たずに指標としての扱いは出来ないわけです。
その上で、相手4頭に選出された非社台牧場生産馬
スマートリアン[三嶋牧場]
ヴィースバーデン[ケイアイF]
デアリングタクト[長谷川牧場]
エーポス[フジワラF]
※ちなみにファーストフォリオに関しては、思惑等があったから切ったのではなく単純に仕上げミスが発覚していたので切り判断。
この4頭に関しては[母馬]に様々な背景がある馬ばかりであり、例えばデアリングタクトの母デアリングハートは社台F生産馬ですし、エーポスの母ストライクルートは米国産馬ですが現役時代はキャロットFの所有馬。
そういう意味では上記2頭は[社台が日高に還元した血]であり、半分は社台馬といっても良いような馬であり、そういう意味ではディープインパクト産駒のヴィースバーデン、キズナ産駒のスマートリアンも含め、この4頭が指名されたことは必然なわけです。
それらの馬の実力を[ライティアを指標に測った]のが今回のエルフィンSということ。
デアリングハート[-0.7秒]
スマートリアン[+0.4秒]
エーポス[+0.5秒]
ヴィースバーデン[+1秒]
という結果が、先々どの様に活用されるか?
桜花賞戦線に向けた様々な判断指標にも使われる可能性もある「この着差」は、常に頭の片隅に置いておいていただきたいと存じます。
さて、今週はフェブラリーSの登録馬が発表となりましたね。
2020年最初のGIレースであり、そこから一気に春のGIレース戦線にむけて「急激にブラッドガバナンスの思惑」が急増いたします。
昨年のチャンピオンズCから流れるダート競馬の潮流の最終到達地点でも有る「フェブラリーS」。
チャンピオンズC:3連単8980円的中
東海S:3連複1390円的中
根岸S:馬連1400円的中
上記の3つのレースから登録しているのは、登録馬24頭中、
インティ
ヴェンジェンス
キングズガード
スマートアヴァロン
タイムフライヤー
ダノンフェイス
テーオージーニアス
ドリームキラリ
ミッキーワイルド
モズアスコット
ヨシオ
ワイドファラオ
ワンダーリーデル
以上、13頭。
ゴールドドリーム、クリソベリルの「チャンピオンズCの1着2着」が不在のフェブラリーS。
それがどういう意味であるのか?
また、だからこそどのようなレースになるのか?
既に全ての背景を「手の内に入れております」と申し上げておきたいと思います。
さて、先の話は鬼が笑うと申します。
今週末は「共同通信杯」「クイーンC」とクラシックに直結する3歳重賞に加え京都記念も行われる週。
ここでしっかりと弾みをつけて、フェブラリーSへと向かいたいと思いますので、メンバーの皆様も楽しみにお待ち下さい。
今週のREVELATION REPORTはここまで。
世間はまだまだ冬競馬との認識かもしれませんが、競馬界を動かす「種牡馬ビジネス」はいまがまさに佳境。
2月を制するものが競馬を制す
とはまさによく言った言葉であり、種牡馬ビジネスを頂点とした「真実の競馬市場サイクル」をご存じの方であればごもっともな話でございましょう。
それを知る立場に有るメンバー様には、そのアドバンテージの大きさを買い目を通じて味わって頂く所存。
ぜひ今週末もご期待ください。
JTTC-日本競走馬育成評議会
プライベートサロン統括本部長
松井彰二