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REVELATION REPORT

【結果総括】REVELATION REPORT「共同通信杯週レポート」

先週残した5戦4勝という結果だけを見れば当会のいつも通りの成績と遜色ないと言えるわけですが、正直な話を申し上げれば、プライベートサロンの一般公開後「一番想定とかけ離れた一週間であった」というのが偽らざる本音でございます。

京都記念並びに日曜東京3Rの提供中止。

クラージュゲリエのザ石による痛恨の出走回避にて、それまでの情報収集並びに分析が無に帰した京都記念は提供中止の決断が正しかったと思える結末でありましたが、日曜東京3Rに関して言えば、事前にお伝えしていた通り、リアンフィーユの快勝に終わったことからも「慎重になりすぎていたのではないですか?」といったメンバー様からの声も届いておりました。

実際に、共同通信杯に関しては提供しながらも不的中を喫し、提供した方が不的中、取り下げた方が的中、と「ちぐはぐな印象」を持たれたメンバー様も多かったのではないかと推察できるわけです。

しかし、それは大いに間違った印象である、と申しあげたいのです。

不的中とはなりましたが、「いくらプライベートランクが☆一つであったとはいえ、的中馬券をお届けできるだけの準備が整っていた」と言えるだけの基準をもちろんの事超えた上でご提供しているわけです。

それでも、不的中を排除できないのが競馬でございます。

「競馬とは状況判断の積み重ねである」と言い換えてもいいくらい「様々な状況に応じた判断」が重要となるわけですが、その点において、「攻めるべきは攻め」「引くべきは引く」という方針は今後も変わらず、大切にしてゆきたいと存じます。

つまりは、東京3Rは提供していれば的中馬券をお届けできていたでしょうが、それはあくまで結果論であり、田辺騎手や斎藤誠厩舎の手腕を褒めるべきで、今後も「投資期待値とリスク」をしっかりと見極め、投資レベルに見合わなければ提供は見送ることもあるという事を申し上げておきたいと思います。

その上で重要な気づきとしてこの場で取り上げたいことは、

「リスクをとる」

という事の本質について。

競馬に絶対はありません。
つまりは、不的中の発生確率がゼロにはできない中で馬券購入しているという事への理解が重要という事。

その状況下で様々な判断を行い馬券購入をして頂いているわけですが、短い期間で見てしまえば「失敗」であっても、それはあくまで部分的な結果であり、トータルで見れば「正しい基準で判断をし続けること」が正しい振る舞いであり、局地的な側面に左右されない基準を持つという事が重要でございます。

それこそが、リスクを排除できない馬券投資で一番重要な事。

提供をやめた東京3Rでのリアンフィーユの勝利
提供を実行した共同通信杯での敗戦

一見ちぐはぐな結果に見えるかもしれませんが、それは、そうではなく、中長期で見た場合に「基準を守る」という事がいかに大事であるかという話をご理解いただく上での、象徴的な結果であると申し上げたいのです。

合成の誤謬(ごびゅう)

という言葉があります。
簡単に説明しますと、「部分最適を積み重ねれば、全体として正しい状況が生まれる」と勘違いしがちですが、部分最適を積み上げても、全体として負の状況が生まれる」という事が往々にしてあるわけです。その状況を「合成の誤謬」と言います。

何を申し上げたいかと言えば、競馬、特に馬券投資に関しては、

「基準を顧みず部分適合を目指すと、非常に高い確率で「合成の誤謬」が発生してしまうものである」

という真実をしっかりとご理解いただきたいと思っているわけです。

目先のレース1本1本の的中結果だけに左右されてしまうことは、当たれば神、外れればゴミ、という極端な思考に陥るだけでなく、トータルで勝つための「的中再現性の高い判断基準による提供」を行っている当会の提供内容への間違った判断を引き起こす可能性もあり、つまりは、知らず知らずのうちにその判断基準を「ズラしてしまう」という事と同義なわけです。

1本単位の的中、1本単位の不的中で何かを判断するという事は、皆様の「判断基準を間違った方向へ向かわせる可能性がある」という事を改めて申し上げたいと存じます。

先週のREVELATION DIRECTIVEにて触れた「3本のレース」。

クイーンC
京都記念
日曜東京3R

のうち、2本がご提供できなかったという「想定とかけ離れた状況」にはなりましたが、だからこそ得られた、大いなる気づきであると申し上げたいわけです。

その上で、先週の「REVELATION DIRECTIVE」を振り返るとすれば、クイーンCの話となるわけです。

先週のREVELATION DIRECTIVEにて私はこう記述いたしました。

-----以下引用-----

このレースの本質は、

・ミヤマザクラ=マウントロブソン
・ルナシオン=スワーヴリチャード
・マジックキャッスル=ソーグリッタリング
・アカノニジュウイチ=レノヴァール
・ホウオウピースフル=ブラストワンピース

といった、OP馬を兄弟に持つ上記5頭にこそ注目して頂きたいわけです。

-----引用終了-----

つまりは、この中に軸馬が存在することを暗に告げた上で、更にこう記しました。

-----以下引用-----

もちろんこの5頭を送り出す社台グループの意図は少なくとも「ブラックタイプの獲得」であることは事実であり、国際化が今以上に進めば、ブラックタイプの充実=海外ホースマンからの目に止まりやすいということに繋がるわけです。

しかし、今回はそのようなオーソドックスな目的だけではなく、「マイル重賞でのブラックタイプの獲得が絶対的に必要である」と考えている馬が存在しているのです。

それがこのレースの本命馬となるわけです。

-----以上引用-----

まず重要なキーワードが【今回はそのようなオーソドックスな目的だけではなく】という箇所。

オーソドックスではない。
つまり、社台G側の普通の基準ではないという意味。
かみ砕いて申し上げれば「馬を売る側の基準ではない」という意味でございます。

答えを申し上げれば、上記5頭の母馬をだれが持っているか?という事がキーとなります。

ミヤマザクラの母【ミスパスカリ】は、ノーザンFに繋養されていますが金子オーナー所有の馬。繁殖価値を見極めたうえで、セレクトセールで購入し、引退後ノーザンファームに預託繁殖として預けながら、その子供を全て自分の名義で走らせている、いわゆる「仔分け」の馬。

それ以外の4頭は「全て牧場が所有権を保有」している馬であり、牧場側がオーソドックスに繁殖価値を上げることをもくろんでいるのであれば、ミヤマザクラ以外の4頭のいずれかを勝たせればいいわけですが、私は「今回はオーソドックスな目的ではない」と申しあげているわけです。

つまりは、軸馬は唯一の仔分けの馬である「ミヤマザクラです」と申しあげたことと同義でございます。

もちろん、そんなこと言われなければ気づかない方も多いでしょう。
しかしながら、結果を見て、この解説を読んでいただければ、逆に「ミヤマザクラ以外の4頭が本命という説明ができない」ことを事前に記述しておいたわけです。

「良血の牝馬はお客様」

こう記したことの真意はもうお判りでしょう。
キングカメハメハ、ディープインパクトの所有者であり、シンジケート株を大量に保有していた金子オーナー。
社台グループにとっても最大の顧客であり、功労者。

その上で、ミヤマザクラの兄弟馬にはGI勝ち馬はおらず、だからこそのブラックタイプの充実が必須。
さらに言えば、ミヤマザクラの兄弟に「一頭もマイル以下のレースで勝利を挙げた馬がいない」という事実を鑑みれば、なぜ、今回のクイーンCにて、オーソドックスな目的ではなく、ミヤマザクラが本命に指名されることになったのか?という背景をご理解いただけると存じます。

今週のレポートはここまでとさせていただきますが、最後に一つご報告を。

メンバーの皆様により充実した競馬ライフをお届けする上で、近々、当会のサイトをより使いやすくする予定でございます。

現在、最終調整中でございますので今しばらくお待ちくださいませ。
その上で、ご進言申し上げたいのが、ガラケーをご利用中のメンバー様に一言。
もちろんガラケーの使いやすさは、私も昭和の人間ですから熟知しておりますが、当会の様々なコンテンツをご利用いただくにあたっては、やはりスマートフォンの方が、利用しやすさが格段に上となります。

買い替えなければいけないという事はございませんが、より快適な競馬ライフ、JTTCライフをお求めであれば、この機会にスマートフォンへと切り替えられることをご検討してみてはいかがでしょうか?

もちろん、ガラケーでも新サイトはご利用いただけますが、老婆心ながら、ご進言申し上げ、ご一考いただくことをお薦めいたします。

今週末は、フェブラリーS。
非常に楽しみな一戦となりそうです。

当会の最終判断にご期待をお寄せいただければ幸いです。

JTTC-日本競走馬育成評議会
プライベートサロン統括本部長
松井彰二