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REVELATION DIRECTIVE

REVELATION DIRECTIVE[ヴィクトリアマイル週:2020/0516-17号]

■開催競馬場:東京/京都/新潟 ■開催重賞:ヴィクトリアマイル/京王杯SC ■執筆担当:松井彰二 ------------------------------------- <REVELATION RACE LIST> ■青竜ステークス ■ヴィクトリアマイル ------------------------------------- いくつかのキーワードが同時多発的に絡む特殊な週となった今週。 競馬ファンの視点にたてば、いつもと変わらぬGI開催のある週という構図に映るのだろうが、ブラッドガバナンスの視点、更には、パラダイムシフトの渦中である事をしる視点から「今週の意義」を紐解いた時、それはただのGI週ではないということが、嫌というほど見えてくる訳です。 その一番の要因は「アーモンドアイが出走する週」であるということ。 新型コロナの影響で開催中止に追い込まれたドバイミーティング。 アーモンドアイもドバイターフでの連覇を狙って盤石の準備を積んでUAE入りしましたが、出走は叶わず空出張。 帰国後も順調に調整が続けられていると報道されているわけですが、その真意や如何に?という状況でございます。 世界中に「アーモンドアイ」の名は知れ渡っているわけですので、各国のホースマンからの注目も高く、その意味において「今週が特別である」というのが一つの理由。 そして、もう一つは今週の青竜ステークスの存在。 パラダイムシフトにおける絶対領域の存在は、「スイートピーS=◎デゼル」「プリンシパルS=◎ビターエンダー」と、2週続けてその存在感を証明して見せてくれたが、その2つのレースとは完全に趣の違う「東京ダ1600m」で行われる一戦が、今週どのような影響力をもち、それが、なぜ「特異な一週間」の肝となるのか、出来る限り語っていきたいと思っているのですが、予め申し上げておきますと… 今週は非常に規制が強い週 となってしまっております。 単純に、先週、先々週と私が「書きすぎてしまった」ということも一因にあるわけですが、それ以上に今週の特殊性が大きな要因となり、一言一句触れ方に規制が入っております。 キーワードを羅列すれば 恩赦、救済、助成、BLOOD、マイル戦、ダークホース、といくつものキーワードを羅列できるわけですが、REVELATION RACE LISTに2つのレースしか記載されていないことを御覧いただければ、如何に触れられない話が多い週であるかが、ご理解頂けるのではないでしょうか。 その上で、触れることが許された「青竜ステークス」と「ヴィクトリアマイル」に関しても、先週、先々週を100とすれば、50程度しか語れないというのが、今週のジレンマ。 知る立場にいる私供が出来ることと言えば、出来る限りの事前示唆を行い、その立場に居ることのアドバンテージを示し続けることのみなわけですが、たしかに年間を通して2.3週は、それを自重しなければならない週もあるわけです。 さらに、来週には優駿牝馬(オークス)、再来週には東京優駿(日本ダービー)が控えている今。 ここで私が暴走し、大いなる潮流に狂いを生じさせるわけにはゆかないわけです。 その意味で、無料メンバーの皆様にもより深い真実を知るチャンスをお渡しさせて頂く意味も含め「プライベートサロンメンバー」への昇格募集をさせて頂きましたので、現無料メンバーの皆様には大変申し訳ございませんが、今週は、先週、先々週ほどの事前示唆は出来ませんことは、ご了承ください。 その上で、まずは青竜ステークスについて触れてまいります。 当会が一般競馬ファンの皆様に門戸を開放してから、様々なレースをご提供し、絶対領域の存在を垣間見ていただいてきたわけですが、今回の青竜ステークスに関して言えば、 ・JBCスプリント ・チャンピオンズC ・ヒヤシンスS この3つの競走と強いつながりを持っているわけです。 ■JBCスプリント ◎ブルドッグボス(6番人気) 馬単1万8690円的中 ※キーワード:棲み分けへの一手 ■チャンピオンズC ◎クリソベリル(2番人気) ◎ゴールドドリーム(1番人気) 3連単8980円的中 ※キーワード:ゴールドアリュール後継種牡馬選定 ■ヒヤシンスS ◎カフェファラオ(1番人気) 3連単 2440円的中 ※キーワード:アメリカンファラオの存在価値 これらのキーワードは世界のダート競馬の中で唯一と言っても良い「砂馬場」で独自の発展を遂げている日本における大きなパラダイムシフトにも関わる案件なわけです。 クロフネ、ゴールドアリュール、サウスヴィグラスといったダート種牡馬の代表格が次々とこの世を去り、ある意味ではポッカリ空いた「ダート種牡馬の中心の座」を以下にして埋めるか。 鳴り物入りで輸入されたアメリカンファラオの産駒デビューは3年後。 更に、世界中の注目を集めた「サウジカップでの事件」は、上位馬への賞金支払い保留といった状況にまで発展し、未だ、裏側でも収束への糸口がつかめていない状況。 この案件一つ取ってみても、芝とは全く違う「思惑・潮流」が流れているダート界。 土のダートからオールウェザーに移行すると言った話が出た際にも様々な利権が裏で渦巻いたわけですが、今回のサウジカップに関しても様々な利権が裏で動いた結果、この様な泥沼の騒動に発展したわけです。そこには、チャンピオンズカップにて1着2着のゴールドアリュール産駒クリソベリルとゴールドドリームも参戦していたわけですから、日本も対岸の火事とは言えない状況であるわけです。 青竜ステークス 同じ東京ダ1600mでも、ユニコーンSではなく、青竜ステークスでなければならない理由がそこにあるのですが、その意味では、上記した背景を前提に、「過去のレポート」をしっかりご覧頂きたいとしかもうせませんが、その意味をご理解いただければ、すんなり答えに行き着く方も多いかと存じます。 もちろん、闇雲に過去のレポート等を読んでも答えは逆に遠ざかる可能性すらありますので、しっかり本日記述した内容を精査して頂いた上で、読み返して頂くことをおすすめいたします。 それでは、続いてヴィクトリアマイルについて。 牝馬戦線の価値は「ブラックタイプ獲得にある」と常々申し上げておりますが、本年のヴィクトリアマイルに関して言えば、ただのヴィクトリアマイルではないわけです。 後に、 アーモンドアイが出走したヴィクトリアマイル と形容される事になる2020年Vマイル。 最強ホースと言われる馬が出走した際の価値はただの牝馬GIという意味合いではなく、更に大きな文脈で捉えられることとなるわけです。 例えば、名牝ウオッカの勝ったVマイル。 同時に出走していた各馬の今を見れば、ほぼ繁殖牝馬として今は活躍している訳です。 その時の着順。 1着ウオッカ 2着ブラボーデイジー 3着ショウナンラノビア 4着ザレマ 5着ジョリーダンス 6着リトルアマポーラ 7着ヤマニンエマイユ 8着カワカミプリンセス 9着レッドアゲート 10着ブーケフレグランス 11着ムードインディゴ 12着チェレブリタ 13着サワヤカラスカル 14着アルコセニョーラ 15着ヤマニンメルベイユ 16着レジネッタ 17着マイネレーツェル 18着セラフィックロンプ となっております。 懐かしい名前ばかりでもないのは、例えばユーキャンスマイルの母ムードインディゴや、レッドジェニアルの母レッドアゲート、バレッティの母ザレマ、の名前などを目にするからともいえますが、実は、2019、2020に上記牝馬の種付けリストを見ると、非常に面白い背景が見えてきたりするわけです。 例えば、上記の内数頭に本年マインドユアビスケッツが種付けされているわけですが、ドバイゴールデンシャヒーンを連覇した米国短距離王であり、ヴァイスリージェント系の種牡馬。 日本でヴァイスリージェント系と聞けばだれもがフレンチデピュティやクロフネを思い出すことでしょうが、クロフネ亡きあと、どのような思惑で吉田照哉氏が輸入をしたのかという点に於いては非常に興味が湧くわけです。 と、これは何も昔話を楽しんでいるわけではなく、まさに今目の前で起ころうとしている現実と同じ背景が絡んでいる話なわけです。 ウオッカとアーモンドアイの東京マイルにおける最強はどちらだ?話は、酒のツマミには最高の話となるわけですが、そういうことではなく、ブラックタイプの獲得以外にも、このような世界的名馬と同一レースを走るということは、それだけでも付加価値があり、様々な「指標」としてアーモンドアイが各馬の価値を上げることに繋がっているのです。 その背後では、すでにこれらの牝馬は生まれた時から、引退後の繁殖活動に向けて、どのような種牡馬と配合させるべきかという議論は当然行われているわけです。 更に言えば、今現在世界各国で走っている「現役牡馬」に関しても、これらの繁殖群に合う馬と見れば、上記のマインドユアビスケッツのように、現役時代に権利の取得に動くことは当然の動きなわけです。 種付け時点で血統の構成は確定するわけですから、繁殖牝馬と種牡馬の配合のみならず、世界各国に点在する名馬との配合という2手先を見据えた配合を含めた、様々な利権争いが背後でうごめくわけです。 その意味で言えば、 出走馬9頭が父にディープインパクトを持つ(残念ながらディメンシオンは取り消し)ということが、このレースの価値を裏付けているわけです。 これらの牝馬の子供達は、未来に於いて「母父ディープインパクト」と付記されるわけです。 2手先という意味では、その母父ディープインパクトの牝馬には、どの種馬、どの系統の種牡馬が合うのか、更にその配合を持つ競走馬が世界のどこに居るのか? 本年生まれたばかりのアイルランド産の某牡馬が、未来の配合相手候補としてすでにリストアップされているという話は、当会にとっては日常茶飯事のこととは言え、恐らくメンバーの皆様からしてみれば、そんな先の話が、このレースにどう絡んでくるんだ、と疑問に思うかもしれませんが、馬事産業を言い換えれば「ブラッドビジネス」と言い換えられるわけで、全ては、「血の価値」を引き上げ、その血を、永続的に守るという文脈に置き換えることが出来るわけです。 競馬ファンの皆様はGIレースは競馬の最高峰と捉えられがちですが、レースはあくまでその大きな「環」の中の一つに過ぎず、全てのサイクルの頂点には「種牡馬ビジネス」が君臨するわけです。その種牡馬価値を支えるのが、優秀な繁殖牝馬であることは自明。 つまりは、牝馬限定GIというのは、スポーツ的な側面よりも、「ビジネスライク」な背景も大いに裏で動いているということを理解しておくことが重要なわけです。 その意味でも世界的に重要視されている『BLOOD-M』のコードネームで語られる重要なミッション。 BLOOD【血】、MILE【マイル戦】、という単語を組み合わせたミッションコードでございますが、アーモンドアイが安田記念ではなく、Vマイルを復帰緒戦に選んだことにより、その意味合いも大きくなったわけです。 そのアーモンドアイは、 父ロードカナロア 母父サンデーサイレンス という血統。 エリザベス女王杯では、上記したウオッカの勝利したVマイルにも出走していたカワカミプリンセスの降着劇により戴冠。 それが唯一のGI勝利となっているわけですが、ウオッカの勝利したVマイルと本年のVマイルを見比べれば、非常に重要な共通項が一つ見え隠れしているわけですが、それをここで言えないもどかしさが、今週の規制のつらさ…。 別視点でその部分をなんとかお伝えしようとするのであれば、以下の記述しか方法がないわけですが、この記述でご理解頂けるかは、少々難しくはあると思いますが、今までのJTTC監修BOOKSやREVELATION DIRECTIVEの内容をしっかりお読みいただいてきた方なら、紐解けるはずであると、メンバー様の読解力を信じ、お伝えいたします。 1、4歳馬の出走意図と5歳馬の出走意図はかなり違う 2、アーモンドアイvs母輸入馬組の本当の意味合とは 3、コントラチェックに武豊を配した意味 以上が、Vマイルの真相に近づく上での重要なキーワードとなります。 これ以上は突っ込んだ内容を記述することが許されない、今週のRVELATION DIRECTIVEではございますが、丸腰でレースに臨む数倍のアドバンテージを持てるレベルの記述はしたつもりでございます。是非とも、上記前提の元、どのような背景があるのかをご想像頂きながら、レースを楽しんでいただければと存じます。 見解では、ここで規制をされてしまった分の鬱憤を晴らすべく、衝撃的な内容を包み隠さずご報告いたしますので、ご参戦頂ける皆様は買い目だけでなく、その見解にはご注目ください。 今週は以上となります。 世界中の目が東京競馬場にあつまる1週間でございます。 我々も、その『異端の週』となる今週の競馬を、思う存分楽しませていただきましょう! JTTC日本競走馬育成評議会 プライベートサロン統括本部長 松井彰二