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REVELATION REPORT

【結果総括】REVELATION REPORT[アルゼンチン共和国杯週:2020/11/07-08号]

平素は格段のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。 JTTC内部監査室長を務める宇野篤でございます。 投資家にとって必須ツールともいえる為替チャートや株価チャートの類。 個々に調整可能な時間軸を「1日単位」、「週間単位」、「月間単位」、「年間単位」と広げれば広げるほどに、俯瞰して変化の流れ、強弱を掴むことができますが、一方で、目先のトレードに必要以上に固執してしまうと「1日単位」の値動き(変化)に翻弄され、儲けることより損を嫌う「利小損大」の罠に陥りがちです。 今回の米大統領選においては、いわゆるバイデン派、トランプ派といった具合にどちらか一方に偏った情報が散見されいた分、二次情報の取捨選択によっては今頃冷や汗をかいている投資家がいても何ら不思議ありません。 結局のところ、どちらにBETするのか、その判断基準をどこに置くのかといった勘所が重要なわけであり、今回の選挙の争点が経済ではなく、環境や人権、弱者救済といった道徳的規範を重視したものであることを見抜いていた方からすれば、バイデン氏優勢の結果もこれまた何ら不思議ない状況にあると思います。 今回は、巷で話題の米大統領選について、これ以上話を広げるつもりはありませんが、時間軸の話ついては、先週の『Revelation Report』に加え、当該週の木曜日に公開に至った『近況レポート:2020年JRAリーディングの展望』そして吉田執筆による『Revelation Directive』とも通じるお話ですので、先週末の提供結果を交えつつ丁寧に解説したいと思います。 開催日時は前後しますが、まずは先週日曜日に行われた阪神5R・2歳新馬戦について振り返ります。 先の結果報告でも周知のとおり、本命馬として擁立していたのが栗東・友道厩舎の管理馬にあたる◎オヌール。 [日]阪神5R:2歳新馬 プライベートランク:☆☆☆☆☆ <評価順> ◎2 オヌール ○5 コーディアル ▲1 アウスヴァール ☆4 ガレス 注3 スズカトップバゴ △6 ヒノシタカイザン <結果> 1着◎2 オヌール 2着○5 コーディアル 3着注3 スズカトップバゴ 3連単F:5320円的中[8点] 『Revelation Directive』内では出走メンバー中ただ1頭◎オヌールに言及していたなかで、全姉のデゼル、そして一週前に馬単1点的中の経緯を有るリリーピュアハートと共に【ディープインパクト産駒】の【牝馬】かつ【社台レースホースの所有馬】たる属性情報を有していたわけですから、暗に重賞級の馬であることを示唆していたのも同然。 結果、2着の○コーディアルにはクビ差まで詰め寄られたわけですが、レースの性質そのものが直線ヨーイドンの単調な競馬でしたから、皆それなりに脚は溜まっていましたし、着差が詰まるのは当然といえば当然の流れ。 そうした中、上がり3F33.4秒という阪神が舞台であることを踏まえれば上々のタイムをマークしており、特筆すべきは直線で3度手前を替えていたなかでこの時計を計時している点。 ざっと思いつくだけでも、ソウルスターリング、アーモンドアイ、レシステンシア、この3頭は最後の直線で手前を何度も替えるスキップ癖がありました。 本来、余裕のない時に手前を替えるわけですが、このクラスになると“遊びながら走る余裕”がスキップ癖という形で露呈してしまうのでしょう。 実際、2着に迫った○コーディアルは◎オヌールを凌ぐ上がり32.8秒を計時していますが、直線で左手前にスイッチしてからはそのままゴール板まで一息で走り切っています。 レースを終えた2頭の息遣いを比較しても、着差以上の力量差を感じ取っているだけに、2歳馬にとってとりわけ重要な「2戦目」で、どれだけパフォーマンスを上げてくるのか、今走に限らずご注目ください。 また、土曜日に行われた2歳重賞「京王杯2歳S」については、前記した◎オヌールほどとは言いませんが、『Revelation Directive』の場では1度たりとも1人気馬リフレイムの馬名が登場しないなか、下記6か所の文脈において【モントライゼ】に言及。 ------------------ ・そのC.ルメール騎手が今年騎乗するのは、キャロットファームの【モントライゼ】 ・デビューしてからの3戦で【モントライゼ】に跨っていたのが川田将雅騎手だったわけですが、この乗り替わりの経緯に、深い意味があります。 ・【モントライゼ】は、デビュー戦では熊本県産の牝馬ヨカヨカを相手に2着。デビュー2戦目で圧勝し、小倉2歳Sでは牝馬メイケイエールの2着。 ・この【モントライゼ】が1つの指標となり、今年の京王杯2歳Sには5頭の牝馬が参戦するのです。 ・また、今回ベンチマークとして出走するのが、C.ルメール騎手を配するダイワメジャー産駒の【モントライゼ】です。 ・その【モントライゼ】を管理する松永幹夫厩舎はリメスとの2頭出しで、輸送に伴う精神安定剤のような存在を抜かりなく用意しているのもポイントです。 ------------------ この、◎モントライゼといえば、「2戦目」において2着馬に1.7秒差の大差勝ちを演じたことで一躍名前が売れ、続く「小倉2歳S」の舞台では、今走と同様に当会の本命馬として擁立していた経緯がございます。 結果的にファンタージSを制してみせたメイケイエールの競馬をご覧いただければ、相手が悪かったということで納得するほかないのですが、そのメイケイエールの2戦目にあたるレースが「小倉2歳S」であったことからも、「2戦目の意義」を見出していただけると幸いです。 その上で、改めて京王杯2歳Sに言及しますと、◎モントライゼに纏わる文脈とともに、相手関係を指し示すある重大な“提言”がなされていたはずです。 ------------------ 例年であれば、同じ左回りでも新潟からの参戦組は好走していないレースですが、「前走新潟組」を今年は軽く扱わない方が良いと申しておきましょう。 ------------------ 事実、上記内容をもとに「前走新潟組」を隈なくチェックしたとする無料メンバー様からは、奇しくも我々の指定券種である馬単的中を得たとの喜びのメッセージが届いておりましたが、それもそのはず、この前走“新潟組”に該当する出走馬は2着した注ロードマックスを含め6頭のみ。 [土]東京11R:京王杯2歳S プライベートランク:☆☆☆☆ <評価順> ◎6 モントライゼ ○18 ブルーシンフォニー ▲14 ストライプ ☆17 ロードマックス △11 リフレイム △16 ユングヴィ △15 レガトゥス <結果> 1着◎6 モントライゼ 2着注17 ロードマックス 馬単:8480円的中[12点]※馬単マルチ 当のロードマックスの2戦目はといえば「新潟2歳S」であり、結果的にこのレースは7着と大きく着順を落としたわけですが、主たる敗因は距離(マイル)にあると見定め、その後は調整メニューを坂路からCWコースに切り替えていた藤原英厩舎。 一週前追い切りでは4F51.1秒と古馬顔負けの時計を計時していた為、結果的に9人気の評価に甘んじていたことは棚から牡丹餅といえる事象でした。 その藤原英厩舎から、当初エリザベス女王杯に出走を予定していたリリーピュアハートはオーナーサイドの意向により正式に「回避」が決まり、自己条件に回るとの一報が舞い込んでいます。 レースは週末とはいえ、既に陣営サイドの駆け引きは始まっています。 以下の記述は『Revelation Directive』の内容を引用したまでですが、今年の『争点』を整理するうえで、昨年はいかなるシナリオのもとGI競走が施行されていたのか、今一度時間軸を広げてご覧いただければ幸いです。 ------------------ 昨年2019年から今年2020年にかけては、『パラダイムシフト』の渦中にあることは、これまで何度も当会がお伝えしていた通りです。 2019年 エリザベス女王杯 【ステイゴールド系産駒による大本線のワンツー決着】 1着◎ラッキーライラック 2着○クロコスミア 3着☆ラブズオンリーユー 3連単2万6480円的中 2019年 マイルCS 【ステイゴールド系産駒の2週連続GI勝利】 1着◎インディチャンプ 2着○ダノンプレミアム 3着☆ペルシアンナイト 3連単1万6580円的中 2019年 ジャパンC 【ハーツクライの後継種牡馬輩出】 1着◎スワーヴリチャード 2着☆カレンブーケドール 馬単4810円的中 2019年 チャンピオンズC 【ゴールドアリュール産駒による大本線のワンツー決着】 1着○クリソベリル 2着◎ゴールドドリーム 3着☆インティ 3連単8980円的中 パラダイムシフトの象徴として、このような決着が続いた時期から、もう1年が経つわけですが、その後にコロナウイルス問題が起きたことで、様々な計画変更も余儀なくされたことで、今秋は昨年とはまた違う領域でのレースが繰り広げられていくことになります。 ------------------ JTTC-日本競走馬育成評議会 内部監査室長 宇野篤