プライベートギフト
2月20日(土)東京11R ダイヤモンドS
掲載日:2021年2月20日
■■プライベートギフト■■
東京11R ダイヤモンドS
15時45分発走
芝3400m/16頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
◎13 ポンデザール
○11 ボスジラ
▲14 タイセイトレイル
☆3 オーソリティ
△10 グロンディオーズ
△1 ナムラドノヴァン
△7 ミスマンマミーア
△8 ジャコマル
△6 ブラックマジック
△4 ヒュミドール
△2 ダノンテイオー
<◎の見解>
東京芝3400mを舞台に行われるダイヤモンドS。
当会が本命に抜擢するのは美浦・堀厩舎の管理馬にあたる◎ポンデザール。
◎ポンデザール(牝6歳)
父:ハーツクライ
母:ジョコンダ2
馬主:(有)サンデーレーシング
生産牧場:ノーザンファーム
半兄に香港ヴァーズ、宝塚記念勝ちのサトノクラウンをもち、繁殖としても高い期待が集まる◎ポンデザール。
クラブの規定もあり本レースでの引退も視野に入る中、大方の見立ては「無事に引退させたいはず」「メイチ仕上げはしてこない」「ここは見が正解」といったところだろう。
・引退レース
・3年ぶりの東京
・全5勝は直線平坦コース
・馬なりの最終追い
敢えてネガティブな視点を挙げさせていただくが、いかにも『記念出走』『出資者への引退お披露目』といったバイアスを引き起こすこうした材料が、良血、ルメール騎手、一流厩舎・牧場という豪華バックボーンからくる超過剰人気に歯止めをかけていることに気付けるファンなどまずいないはずである。
無論、当会株主の皆様には、こうした前提をお伝えすることすら野暮な話になってしまうが、ポンデザールの本レース臨戦の背景もしかり。
ブラックタイプという点においてはすでにリステッド競走を勝っているとはいえ、繁殖入りした姉たちが未だ手にしていない重賞タイトルの有無ひとつで、向こう10年、本血脈から社台グループにもたらされる“実入り”が雲泥の差になるのだと、そうした大前提を知りえずして、ポジティブな情報もネガティブな情報も上辺だけなぞっていること自体がナンセンスな話なのである。
そのうえで同馬について語らせていただけば、いかにもハーツクライ産駒らしい胴長のステイヤー体型。
本格化前は、その戦績から洋芝2600m専用機とみられる向きもあったが、前走ステイヤーズSの内容を見れば同馬の本格化、またその適正が長いところにあったことは明らか。
前述のとおり最終追いは馬なりの確認程度だが、そもそも人間にしてもマラソン選手が最終調整で100m全力疾走など行ったりはしない。
ここにいたるまで、牧場から予定より早く帰厩させ、坂路とコースを併用した乗り込み。一週前追いではカフェファラオ(フェブラリーS出走)を先導したまま先着と、候補生が騎乗していたとは言え、軽快な動きを披露し態勢は整った。
久しぶりの東京も目下の充実ぶりならこなしてくれるはず。
母として暮らす北海道へ、重賞タイトルの錦を飾ってもらいたい。