プライベートギフト
2月28日(日)中山7R 4歳上1勝クラス
掲載日:2021年2月28日
■■プライベートギフト■■
中山7R 4歳上1勝クラス
13時30分発走
ダート1800m/12頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
◎2 スペロデア
○9 アドアステラ
▲8 ファストーゾ
☆1 ジュネス
△3 ホウオウサマンサ
<◎の見解>
中山ダート1800mを舞台に行われる4歳以上1勝クラスの一戦。
当会が本命に抜擢するのは美浦・伊藤厩舎の管理馬にあたる◎スペロデア。
◎スペロデア(牝4歳)
父:エスポワールシチー
母:サクラフォルトゥナ
馬主:(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
生産牧場:長浜 秀昭
3歳1月。
遅ればせのデビューながらその新馬戦で3馬身差の快勝を決めると現1勝クラスでも【0.2.1.2】。クラス上位のポテンシャルを見せているスペロデア。
陣営サイドとしても、勝ち上がりを意識して臨んだ前走だったが、躓き気味に出た発馬も影響しいつもの積極的な競馬が打てず。無論ここまでは馬に起因する部分として陣営も溜飲を下げるしかないが、問題は好位の内にいれたまま、行きたがる馬を無理に抑え込んだ道中の騎乗。
結果としてついてきた6着という着順はもとより、肉体(スタミナ)、精神、双方の面で前進気勢を失っていた直線の反応をみれば、陣営の怒り、そして早々にまとまった今回のルメール騎手への鞍上シフトの話も当然だろう。
直接的な表現こそ避けてはいたが「先行してリズム良く走ることができれば、(このクラスは)勝てる馬。次見ててよ」との弁が何より前走の消化不良を物語る。
もちろん、この馬自身、掲示板外に敗れた2鞍はいずれも重、不良。脚元の悪い馬場を気にする馬であることは陣営とて百も承知である。
ただ、それでも勝てる手応えをもって臨んでいたからこそ漏れ出た上記リベンジ宣言であり、それを結果をもって証明するための鞍上手配。
良馬場想定、一流騎手、そして東京をパスしてわざわざ照準を合わせた前走と同じ中山ダ1800m戦。
言い訳のできない状況を敢えて作り上げることができたのも、スペロデア自身のポテンシャルを陣営が信じ切っているからこそ。
好騎乗である必要はない。
“普通”に回ってくれば今度こそ師に吉報をもたらしてくれるだろう。