プライベートギフト
3月6日(土)中山11R オーシャンS
掲載日:2021年3月6日
■■プライベートギフト■■
中山11R オーシャンS
15時45分発走
芝1200m/16頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
◎14 アイラブテーラー
○3 カレンモエ
▲7 カイザーミノル
☆13 アウィルアウェイ
△5 アンヴァル
△8 コントラチェック
△9 エイティーンガール
△11 アストラエンブレム
△2 アルピニズム
<◎の見解>
中山芝1200mを舞台に行われる4歳以上のGIII競走。
当会が本命に指名するのは栗東・河内厩舎の管理馬にあたる◎アイラブテーラー。
◎アイラブテーラー(牝5歳)
父:トーセンラー
母:タケショウレジーナ
馬主:中西浩一
生産牧場:富菜牧場
「好位の馬で決まりやすいレース」
近年の結果を見ても、そのように捉えるファンも多いであろうオーシャンS。
そこに来て本命アイラブテーラーはじめ、アウィルアウェイ、アンヴァル、エイティーンガール…。差し、追い込み勢の目立つ印配置に驚かれた方も少なからずいらっしゃったのではないだろうか。
無論、事実として「前が残りやすい」という傾向が残されている以上、当会としてそれを否定するつもりは毛頭なく、むしろ前に行く○カレンモエしかり、そのポテンシャルを高く認めているところがあれば当然上位抜擢させていただくのだが、ある意味“生き物”ともいえるレース展開。
■本番(高松宮記念)出走を目指し、賞金加算を目論む陣営
■上記陣営に求められる2着内入線
■(1)ここで無理する必要がない(すでに賞金が足りている)陣営
(2)オーシャンSに照準を合わせてきた(本番はその後の馬の疲労度次第で柔軟に対応できる/オーナーサイドともそうした意思疎通ができている)陣営
こうしたステップレースならではの条件が重なることで、“生き物”であるレース展開が過去のそれとはその顔を変えることは往々にしてある。
自らが本番出走を目指す立場にあり、賞金を加算しておきたい超有力馬○カレンモエ、そして同様の立場にあり、多くの騎手がその仕掛けのタイミングを捕えようとするルメール騎手騎乗△アルピニズム。
この先行タイプ2頭が前に行くレースをぜひ鞍上の視点でご想像いただきたい。
当会株主の皆様であれば、他馬の鞍上、特に賞金加算(2着入線)が至上命題とされる鞍上サイドの視線が北村騎手(カレンモエ)、ルメール騎手に集約されること。その結果としてこの2頭(少なくとも1頭)を交わすことが求められる陣営が誘発する前傾ラップ、早仕掛けを容易にイメージできたのではないだろうか。
もちろん落馬、出遅れなどのアクシデントが100%ありえないとは申し上げないが、
■(1)ここで無理する必要がない(すでに賞金が足りている)陣営
(2)オーシャンSに照準を合わせてきた(本番はその後の馬の疲労度次第で柔軟に対応できる/オーナーサイドともそうした意思疎通ができている)陣営
に有利な流れ、前の動きを見定めた上での“後方一気”が優勢な流れに一変する今年のオーシャンS。
肝心の◎アイラブテーラーについてお伝えすれば、昨年の高松宮記念で、オーナーサイドの強い要望により「寝違えで最終追い切りもできないまま」出走に至らせてしまった馬(結果18着)。
当時の苦い思い出もあり、今はGIに固執することなく一戦一戦ベストの状態で馬を使うことに重きが置かれている。
その現れがこの中間のメニューにも表れている。京都牝馬Sから間隔も短い中、関東輸送を前にした抜かりのない稽古である。
栗東CWで79.0-64.6-51.0-38.0-12.1。
スピードに乗せていった調教もそうだが、わざわざ調教が混雑する時間帯を狙い他厩舎の併せ馬を交わさせる実戦を意識した追い切り。気をそがれることなく、ゴーサインに鋭く反応し伸びる姿はこの馬の良い時のデキそのものである。
昨年の関東リーディング横山武騎手も確保し、ここは重賞タイトルに王手。
豪脚炸裂を見届けたい。