REVELATION REPORT
【結果総括】REVELATION REPORT[スプリングS週:2021/0320-21号]
掲載日:2021年3月23日
25戦25勝は偶然の産物である。
そうおっしゃられる方がいるとすれば「100%負け組思考」に支配された方の考え方であると、断言させていただくしかありません。
令和の恩赦競走
ここまで残してきた軌跡は、全て歴とした事実であり「夢や幻、ファンタジー映画」の様なものとは違うのです。
先週なぜ、私が様々な規制の中で「2本」のレースに触れたのか?
その事、そしてその意図や意味まで想像していただけている方であれば、25戦25勝が偶然の産物ではないということがご理解頂けると思うのです。
まず、私は先週
『今週なぜ「松山騎手」は4本もある重賞に1本も騎乗していないのか?』
という問いを投げかけました。
先週土日併せて『11勝』という荒稼ぎをした松山騎手。
この事実に対して『松山は凄い!』『松山は上手くなった!』そういった感想をお持ちの皆さまは、本当に競馬をこよなく愛してくださっている皆様であると、感謝申し上げます。
その上で、一つの事実を示します。
<土曜>
■阪神7R 4歳上1勝クラス
1着◎11 カイルアコナ【松山騎手】
2着○2 アマービレ
3着△1 フィロス
3連単:6410円的中[22点]
■阪神10R 武庫川特別
1着◎14 エアロロノア【松山騎手】
2着◯1 ノルカソルカ
3着注2 アルティマリガーレ
3連単:2960円的中[6点]
■阪神11R 若葉S
1着◎6 アドマイヤハダル【松山騎手】
2着◯2 シュヴァリエローズ
馬単:970円的中[2点]
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<日曜>
■中京10R フローラルウォーク賞
1着◎7 ゲンパチミーティア【松山騎手】
2着注1 ヴィアルークス
馬単:6550円的中[6点]
■中京11R 名古屋城S【松山騎手】
1着◎4 テーオーケインズ
2着▲2 アッシェンプッテル
馬単:1440円的中[7点]
先週当会が松山騎手の騎乗馬を本命に推したレースでございます。
正直、先週の『騎乗仲介コンサルテーション業務』に関しては、過去数年の中でも一番骨が折れたと言える状況でした。
なにせ、スプリングSで勝ち負けになるヴィクティファルスの騎乗をあきらめてもらい、
『恩赦競走のためだけに、日曜日は重賞の無い中京競馬場に乗ってもらう』
というオーダーですから、打診当初はかなりの難色を示されたわけです。
【すべては恩赦競走のために】
重賞で勝ち負けになる競走馬への騎乗をあきらめてもらい、「恩赦競走に全力を注ぎ込んでもらう」代わりに、『勝利数を重ねることが出来る馬を用意する』という密約を交わし、ようやく『土日とも重賞が無い競馬場で騎乗してもらう事』が可能となったわけです。
現在、現場関係者の信頼度が高い騎手BEST3に入ると言っても過言ではない松山騎手を、重賞が無い競馬場に縛り付けておくのは、本当にハードルの高い仕事でしたが、『週間11勝』を上げられるだけのラインナップを用意した事でその「無理なオーダー」が実現できたわけです。
少々目立ちはしましたが「本人が納得してくれていない限り集中して恩赦競走に向かえない」と判断し、当会の全精力をつぎ込み、騎乗馬を斡旋させていただいた訳です。
それが先週松山騎手が11勝を挙げた背景の真実でございます。
それが分かっているからこそ
『今週なぜ「松山騎手」は4本もある重賞に1本も騎乗していないのか?』
という事を記載し、スプリングSや恩赦競走への安心感をお届けしようと記載したわけです。
それは『川田騎手が、ファルコンSの直前のレースにて未勝利馬に騎乗する事の意味』にもつながっております。
シルバータイドが2着に入線した事ではなく『恩赦競走の直前に馬場確認用の騎乗馬を用意する事の重要性』を申し上げたかったわけです。
その中で恩赦競走のみならず、数多くの的中馬券を『◎松山騎手』からお届けできたというのが、上記した先週の結果でございます。
土曜、日曜、共に「主格となるレースの本命馬が松山騎手の騎乗馬」になっていたことは、お気づき頂けたことでしょう。
表現としては「確実に勝てるレースに松山騎手を配した」というのが正確な表現ですが、結果としてすべてを勝利に導いてくれ、主格中の主格であった「恩赦競走:フローラルウォーク賞」でもしっかり仕事をこなしてくれて、1着入線。
先週松山騎手の騎乗馬での提供レースの結果は『5戦5勝』。
これも、たまたまではなく、必然の結果であることはご理解頂けることでしょう。
松山騎手は更に、買い目提供には至らなかったレースでも『6勝』を挙げてくれ、様々な関係者に協力を要請し、中には、無理やり松山騎手への騎乗を確保した鞍もあったため、この結果は、当会としても顔が立ったわけで、松山騎手の手腕には本当に頭が下がる思いでした。
そして、松山騎手が後ろ髪をひかれたスプリングSでは、既定路線通り『ヴィクティファルスを本命に指名』し、そして、土曜日の恩赦競走ファルコンSでも主役の任をしっかり担ってくれたグレナディアガーズと同様、ボーデンでもその役割を果たした川田騎手が3着をしっかり確保し「3連単:5万1870円」の的中をお届け。
その川田騎手の話に戻せば、REVERATION DIRECTIVEに記した、「川田騎手の特別戦での未勝利馬への騎乗」も、その直後に「恩赦競走であるファルコンS」が控えていた事。つまり、週中の段階では「土曜日は雨予報」であったことからも、「直前での馬場確認のためには絶対に乗鞍を確保しなければならない」という背景があっての騎乗。その様な中で、未勝利馬をしっかりと2着に導き、出走優先権を確保するあたりが川田騎手の手腕でもございましょう。
松山騎手、川田騎手の大車輪の活躍。
その道筋を作った当会の「騎乗仲介事業部」の面々には、この場を借りて賛辞を贈りたいと思います。
さてその様な中でも大きな賛辞を頂いた阪神大賞典。
ダークホースの激走をお約束していた阪神大賞典の結果には、流石に百戦錬磨の当会のメンバー様でも驚かれた方が多いようでございました。
しかし、上記してきた的中の数々よりも、このレースは『特殊な情報は必要ない』レースで有ったともいえるわけです。
それもそなはずで『アリストテレスの不安情報は音無調教師自らが公言していた』からです。
アリストテレスがAJCCを勝利した直後に音無調教師が発した言葉を知っていた方にとってみれば「よし来た!」と思われたでしょうが、そこまでニュースをくまなく調べていらっしゃらないメンバー様は「本当に大丈夫なのか?」と、不安を感じていらっしゃった方も多かったようでございます。
音無調教師はAJCCのレース後のインタビューで、
「この馬場で勝てたのはこの距離だったからで、もっと長ければ危なかった」
と発言しているわけですが、私共としてはこの音無調教師のコメントは公に発表されたコメントでしたので、メンバー様を勿論の事『誰もが知っている事』として扱っていましたが、このコメントを知らず、アリストテレスの低評価に驚きを隠せなかったメンバー様も多かったようでございます。
「知=正確な情報」とは、この様な「必要のない不安や驚きを排除する上でも必要なもの」であると存じますが、こと競馬に於いては、公の情報にも「ノイズ」が混ざってしまうことから、真贋を見極めることが難しいとされています。
がしかし、それもこれも「発信する人」の事を知っていれば、「音無さんは、嘘つけない人だからな」と感じ取れるわけですが、それを学ぶ事自体が難しいのが、現状の競馬界であるのでしょう。
私共にとっては逆に「なぜ、アリストテレスが1倍台の人気になるのだ?」と、そちらの疑問の方が大きかった訳でして、自ずと『ダークホースの勝利』を掲げることが出来たわけです。
これらをただ単に「人気馬が飛んだ」という括りで一緒くたに見てしまうと、その結果の中からも見て取れる「本質」や「真実」から目を背けることになる訳で、その先には「知の積み上げ」は成り立たないのです。
ダノンザキッドやデアリングタクトの敗戦と、今回のアリストテレスの敗戦は、「根底が全く別」であるわけです。
勿論、私共も「アリストテレスを買い目からばっさり切ったわけではない」という事実も包み隠さずお話ししなければならないですが、それでも、
◎6 ディープボンド
◯5 ナムラドノヴァン
▲12 ダンスディライト
☆10 ユーキャンスマイル
注9 アリストテレス
△8 ショウリュウイクゾ
△4 メイショウテンゲン
△2 タイセイトレイル
△3 シロニイ
この様な評価順であくまで「5番手評価の一頭」として取り扱えたのは、音無調教師の口にした発言の裏を取れる「立場」があったからに他なりません。
1着 6.5
2着 6.5.12.10.9
3着 6.5.12.10.9.8.4.2.3
という3連単フォーメーション56点という点数が「多いと感じるか少ないと感じるか」に関しても、
「馬券投資の前提にある期待値への考え方」
をご理解頂けているか否かでも受け取り方は変わってくるわけです。
当会のメンバー様にそのあたりの誤認をされている方はいらっしゃらないと存じますが、結果として「12万400円」の馬券を、
『さほど特別な情報も無く、一般競馬ファンの「盲点」をつくだけで獲得できるケースの代表例』
としても、この阪神大賞典は非常に有意義な提供だったと考えております。
【3人気-2人気-9人気】程度の組み合わせはいくらでもございます。
結果3着ではありましたが、当会としては「ナムラドノヴァン」を対抗に抜擢できたこと、それこそが「育成評議会」としての矜持であると認識しております。
これも、ある程度調教を綿密に調べれば「特殊な情報が無くとも上位評価できる一頭」でございます。
それとは逆に、結果論的に1.2.3人気での上位決着で固く収まったように見えるファルコンSなどは、一般競馬ファンからしてみれば「こんな馬券誰でも取れる馬券だ」などのように揶揄する言葉が出やすいレースでございますが、そのような事を口にする方に限って、
【1点100円程度しか購入していない】
というケースが往々にしてございます。
私がその様なファンに出会えば必ずこのように聞き返します。
「それでその誰でも取れる馬券に、アナタはいくら注ぎ込んだのでしょうか?」
と。
私共は、的中を届けるだけでなく「期待値」を吟味し、更には「その買い目にいくらまで注ぎ込めるか?という根拠を積み上げてゆく事」が使命でございます。
極端な例を申し上げれば、100万円勝つために100万馬は必要ありません。
2倍の馬券に「100万円」注ぎ込めれば、一瞬で100万円の利益になります。
しかし、その資金を投入するだけの根拠を持ちえないから、期待値に添ったリスクを取れず、最小限のリスクしか背負わずに偶発的な配当に頼り、結果、配当に恵まれなければ上記のように「負け惜しみ的発言」をするのが、日本競馬ファンの中に一番多いとされる『負け組思考』の一例でございます。
当会のメンバー様はそのような方々とは一線を引いた方々であり、そもそもの思考が「勝ち組」として成立している方が大多数でございます。
馬券はパチンコとは違い、「自らレートを決められる賭事」でございます。
お金があるから大きくかけられるというような「金額の高」を問題にしているのではなく「通常の何倍賭けられるか?」ですとか、「持ち金の何%まで賭けられるか?」という点でございます。
また、上記した『負け組思考』の代表例に属す方は「持ち金が少ないから、100円で買ってるんだ、何が悪い」と仰られるケースも多いわけですが、その大事な資金を「100円ずつでさえ、根拠の無い馬券購入に充てている事をどう考えるのか?」と質問をしても、答えに窮し、更には「買いたい馬券を買って何が悪い」と開き直られることがほとんどでございます。
私は馬券購入をレジャーとして楽しんでいる方を否定するつもりはありません。「勝ち組に回りたい」と仰られるので、そのような質問をしたまでですが、的を射ない答えが返ってくる方が非常に多いというのが現状です。
無論、私共は「そのような方々が居るから利益を得られる」という現実もしっかり理解しておりますので、ありがたいとすら思っております。
【厚く賭ける時を見抜くのが競馬】
馬券の本質はとどのつまり「勝つ時にいくら注ぎ込めるか?」であり、その上で「恩赦競走」を手にできる立場にある当会のメンバー様は、大きく一般競馬ファンを引き離すほどの「アドバンテージを持っている」と言えるわけです。
それが100戦100勝ではなくとも、根底にリスクの取り方への造詣をしっかり持ち、その上で、「賭けるべき目にしっかりと賭ける事」を推奨しているにすぎません。
その為の情報であり「知」であるわけです。
そして、今週からそのチャンスが「爆発的に広まった」というお話だけ、最後にしておきたいと思います。
「超法規期間」
に突入したのが本年の1月。
そこから幾度となく「恩赦競走以外の【超法規情報】をいかように活用するか?」という議論が重ねられてきております。
その上で、先週遂に「超法規期間に突入してからの恩赦競走が11連勝を達成した」ことで、今週から一気にその扉が開けられることとなりました。
詳しくは、改めてお伝えいたしますが、そもそも「超法規情報の解禁」の一つの条件が「恩赦競走の10連勝」に設定されており、先週の恩赦競走で一気に「10連勝、11連勝」をクリア。
しかも、令和の恩赦に関しては「昭和」「平成」を大きく突き放した「25連勝」を継続中という状態。
ただ一つ言える事は、これは快挙でも何でもなく「ただただ必然の結果」と言えるものでございます。
コロナ禍による競馬産業界の疲弊は、日本にとどまらず「世界の競馬産業界の課題」と言えるものであり、この様な状況下であったことから「まずは恩赦競走に全精力をつぎ込む」という決定の下、恩赦競走に限定して超法規情報は運用されていたわけですが、その超法規期間突入後の恩赦競走も1区切りとなる「10連勝」を達し、令和恩赦の総合成績も「25連勝」を達成したことから、「超法規情報の解禁」が可能となったわけです。
今週から情報公開の際に『【超法規】の冠が付いたレース』が発生いたします。
この「超法規」の冠付きのレースに関しては、背景的にも恩赦競走と同等な特殊情報が潜んでいるものであり、上記した「厚く賭ける好機」ともいえる状況なわけです。
それが、続出する「超法規馬券バブル」が、正に今週から巻き起こるわけです。
■春のGIシリーズの開幕
■ドバイミーティングの実施
これらの当週に「超法規情報が解禁となる」ことも、偶然ではなく『必然』でございます。
・「Global Menbership戦略」の強化
・「恩赦1点競走の定常提供」への道筋
・「超法規情報」の全面解禁
競馬産業界のパラダイムシフトの動きが「超高速で加速」しております。
メンバーの皆様にお伝えしたいことは、
「一瞬たりともその好機を見逃してはならず、乗り遅れることが無いよう、意識レベルを一段引き上げて頂きたい」
という事でございます。
私共も全力疾走致します。
メンバーの皆様も遅れること無きよう追従して来て下さい。
その先に、数段階上の「常勝競馬」を展開いたしたいと思います。
今週のレポートは以上となります。
JTTC日本競走馬育成評議会
松井彰二