プライベートギフト
7月3日(土)函館9R 3歳以上1勝クラス
掲載日:2021年7月3日
■■プライベートギフト■■
函館9R 3歳以上1勝クラス
14時15分発走
ダート1700m/13頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
<評価順>
◎4 エマージングロール
○9 ラルフ
▲10 サノノヒーロー
☆11 タイセイドリーマー
注12 クリノドラゴン
△8 クールインパクト
△13 アンジェリーブル
△5 シルバースピリット
<◎の見解>
函館ダート1700mを舞台に行われる3歳以上1勝クラスの一戦。
本命に指名するのは栗東・橋口慎介厩舎の管理馬にあたる◎エマージングロール。
◎エマージングロール(牡3歳)
父:ネオユニヴァース
母:フィーリングトーン
馬主:吉田 晴哉
生産牧場:(有)社台コーポレーション白老ファーム
2つ上の姉は3歳時エリカ賞勝ち、フラワーカップ2着と芝戦線で活躍したエールヴォア(父ヴィクトワールピサ)。また1つ上の姉は芝で初勝利を挙げ、ダート転向後、2月の1勝クラス、2勝クラスを連勝。先日の松風月S(準オープン)でも4着するなど現役で活躍をつづけるラヴォアドゥース(父ダイワメジャー)。
父ネオユニヴァースにかわった◎エマージングロールもそんな姉の流れが汲まれ芝でのデビュー(10着)となったわけだが、この点については陣営も当時より「結果的には大きく負けてますけど、もともとダートで、とおもっていた馬。オーナーさんの意向もあって芝でおろしましたが、さっそく(次走は)ダートでって承諾も得ましたし、一気の変わり身をお見せできると思いますよ」とダート替わりでの一変を期していた馬。
その言葉どおり、ダートに替わった次走の未勝利でいきなりの2着入線。
負けはしたものの、勝ち馬はその後UAEダービー6着、米GIプリークネスS(7着)、ベルモントS(8着)に挑戦するなどダートの本場での戦いに挑んだフランスゴデイナ。
5馬身差で負かした4着馬ミルトボスはその後未勝利を勝ち上がり1勝クラス5着。5着馬ロコポルティも既に未勝利脱出。6着馬メイショウマントルも未勝利脱出→1勝クラス3着。7着馬テイエムタツマキも未勝利脱出→ゆきやなぎ賞5着。
ハイレベルな未勝利戦で大きく差をつけた後続馬たちが既に同クラスで好勝負しており、前走の◎エマージングロールの未勝利完勝は陣営にとっても既定路線といったところだろう。
勝ち時計【1:45.2】も単純比較ながら、同日の1勝クラスの勝ち時計をコンマ5秒上回るものであり、2勝クラスの大雪山特別に入っても2着馬に匹敵する優秀な時計。
その前走を叩いてさらに状態の上向いた今走。
若さとダートでの経験の少なさゆえ、砂を被ると嫌がる面を見せるだけに、継続騎乗となる鞍上がいかにスムーズにエスコートできるかがカギとなるが、能力面、状態面では一枚抜けた存在であり、ここは連勝に期待がもてる。