プライベートギフト
8月15日(日)札幌4R 3歳未勝利
掲載日:2021年8月15日
■■プライベートギフト■■
札幌4R 3歳未勝利
11時25分発走
芝1500m/14頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
◎9 ホウオウラフィット
○10 ヴィトーリア
▲3 シュアーヴアリア
☆5 アルジェントステラ
△13 ソルフィネット
△11 トリプルフォー
△7 フレーズバニーユ
△4 シルバーファーン
△14 ディープステイト
<◎の見解>
札幌芝1500mを舞台に行われる3歳未勝利の一戦。
本命に指名するのは美浦・池上昌和厩舎の管理馬にあたる◎ホウオウラフィット。
◎ホウオウラフィット(牝3歳)
父:ディープインパクト
母:プリティカリーナ
馬主:小笹 芳央
生産牧場:ノーザンファーム
ノーザンF生産馬にホウオウの冠名。
ご多分に漏れず一昨年のセレクトセールにて1億9440万円の高額で落札された1頭である。
兄に現準オープンで活躍するエクレアスパークル(父ハーツクライ/馬主李柱坤)、先日1勝クラスを勝ちあがったジャミールフエルテ(父オルフェーヴル/馬主吉田勝己)など、いわゆるクズを出さないその血統背景が、兄を上回るこの1億9440万円の高額落札を誘発させたわけだが、そんな兄たちとは対照的に、このタイミングでいまだ未勝利にとどまる◎ホウオウラフィット。
オーナーサイドとしても、土曜日札幌メイン「羊蹄山S」の結果(1着ホウオウトゥルース、2着エクレアスパークル)をして、多少溜飲を下げることができたとはいえ、ノーザンFサイドとしては上顧客であるオーナーサイドに高値で掴ませてしまった同馬を未勝利に終わらせるわけにはいかず、前走でルメール騎手も好感触を得ていた〇ヴィトーリア騎乗の余地を与えず、こちらの継続騎乗を促すなど、この時期ともなればオーナーサイドへの“配慮”に大忙しである。
その思惑通り、ルメール騎手の連投となる◎ホウオウラフィット。
ここまでデビューから4戦、2着(1600)⇒3着(1600)⇒3着(1600)⇒2着(1800)と勝ち負けを演じながら、あと一歩決め手を欠く競馬が続いているが、この詰めの甘さを埋めるための今回1500mへの距離短縮。
中1週ということもあり、調教は馬なり、軽めにとどめているが軽量牝馬となればレースへの“行く気”が整える程度で十分。
それでも終いは前進気勢を見せ、キレのある動きを披露していたところを見ると、体調は高値安定といったところだろう。
前述の〇ヴィトーリアの末脚には警戒しなければならないところだが、中団、後ろから行きたいクチが揃った本レースでは自在性を併せ持つ◎ホウオウラフィットへの利が大きい。
ここはこの馬にとっての「最低限」ともいえる未勝利脱出を決めてもらわなければならないところ。