プライベートギフト
9月18日(土)中京10R 大府特別
掲載日:2021年9月18日
■■プライベートギフト■■
中京10R 大府特別
15時00分発走
ダート1800m/13頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
◎13 バーデンヴァイラー
○3 カルロスミノル
▲9 タガノウィリアム
☆7 クリノドラゴン
☆8 クラウンデザイアー
△11 ジロー
△6 サトノクライム
△2 タガノキングロード
<◎の見解>
中京ダート1800mを舞台に行われる3歳上2勝クラスの一戦。
当会が本命に指名するのは栗東・斎藤崇厩舎の管理馬にあたる◎バーデンヴァイラー。
◎バーデンヴァイラー(牡3歳)
父:ドゥラメンテ
母:ヴィートマルシェ
馬主:キャロットファーム
生産牧場:ノーザンファーム
祖母は不良馬場で行われた97年桜花賞の勝ち馬キョウエイマーチ。他重賞4勝を挙げた偉大なる祖母である。
また父が異なる6頭の兄姉すべてが中央で勝ち上がっており、母の繁殖能力の優秀さ、その産駒たちがいずれも”走る血統”であることに疑いようはない。
その中で現3歳馬の◎バーデンヴァイラー。
新馬戦こそ芝で敗戦を喫したが、2戦目の未勝利戦で早々にダートへの舵切り。
そこで見せたのが、2つ上の姉マルシュロレーヌが4歳秋からダートへ転向し、いきなりの快勝を挙げたそれをも超える走りである。
良馬場で行われた阪神ダート1800m戦を2番手追走から楽に抜け出し、2着に6馬身差の完勝劇。
計時されたタイムは1分54秒8、上がり3Fが36秒3。信じがたい時計である。
2歳段階で、このタフな阪神ダート1800m戦を上記の時計を満たし、3F上がり37秒未満で勝った馬は過去に4頭のみ。
GI級5勝のゴールドドリームはじめ、レパードS勝ち、JDD2着のクロスクリーガー、佐賀記念2着のリーゼントロック。名だたる重賞好走馬の名前が挙がる。
3歳春の伏竜Sを最後にけがで引退を余儀なくされたが、その伏竜Sでコパノリッキーのクビ差2着に入ったロードクルセイダーもその1頭。
前述の4頭が脚抜きのいい馬場で計時したタイムを、力の要る良馬場での楽々残した◎バーデンヴァイラー。未勝利戦からすでに異様な脚力を持ち合わせていたことがお分かりいただけるだろう。
前走は剥離骨折から約8ヵ月ぶりの復帰戦となった新潟ダート1800m。
ハナを主張する馬が不在で行く形となり、序盤から絡まれたが楽に振り切っての勝利。
勝ち時計1分51秒4は同日の2勝クラスの勝ち時計(1分52秒5)をはるかに上回るものだった。
今後はサウジアラビア遠征の話も出ており、いずれは揉まれる競馬を経験せざるを得ないだろうが、今回は大外枠。わざわざ内へ入り込む必要はない。
ここはあくまで通過点。
その勝ち方に注目したい一戦である。