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REVELATION DIRECTIVE[高松宮記念週:2021/0327-28号]

■開催競馬場:中山/阪神/中京 ■開催重賞:高松宮記念/日経賞/毎日杯/マーチS ■執筆担当:松井彰二 ------------------------------------- <REVELATION RACE LIST> 高松宮記念 ドバイミーティング マーチS 日経賞 ------------------------------------- 超法規情報の全面解禁というBIGニュースで幕を開けた今週。 ある意味では「空白のゾーンがこれで埋まる」ともいえる状況に、当会のみならず当会のステークホルダー並びに、競馬産業界からも数多くの祝辞が届いている。 超法規情報 に関して簡潔に申し上げれば、当会が扱う内部統制が明確にしかれた情報の数々と情報であって情報ではない恩赦競走との「間」にあった内部統制を効かすことのお呼ばない範囲の情報、それが「超法規情報」である。 更に、先日来お話ししている「恩赦1点競走」が定常提供できる形となってゆけば、鬼に金棒のレベルではなく、他の追随を許さぬ領域に突入できると確信をしている次第。 その意味でまさに今週からは 【JTTC新章突入】 を宣言させていただくに相応しい状況が整ったと言えるのである。 詳しくは、当会の内部統制室長竹本が執筆したJTTC監修BOOKS ━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼JTTC監修BOOKS▼ 「JTTC第三次情報革命-新章突入宣言-超法規情報解禁に寄せて」 ━━━━━━━━━━━━━━━━ にて、概要を発表させて頂いているので、必ず一読いただきたい。 さて、そのような中でこの週末コラム【REVELATION DIRECTIVE】に関しても、REVELATIONの意味である「今までわからなかったこと・隠されていたものを明らかにすること」という目的をかなりの領域で発揮してきたと言え、ここまでの役割からまた一歩進んだ「カタチ」へと、進化させる時が来ていると感じている。 【情報の事前示唆】 を通じて、「知るものとしての立場が如何に大きなアドバンテージを有しているか?」という当会の競馬産業界におけるポジションを徹底してご披露してきたが、今のカタチでの公開スタイルは近日中に終了させ、新たな形式にて「新・REVELATION DIRECTIVE」を始動させたいと思っている。 2019年に恩赦競走を一般解禁してから1年半。 「証明」という目的は一定の成果を得られたと確信しており、よりメンバーの皆様との「距離感」を詰め、「レースの背景」だけでなく、レースや出走馬そのものによりフォーカスしていくような内容に進化させられればと思っている。 超法規情報の解禁はすなわち「規制強化」は免れず、無料メンバー様も見ることのできるこのREVELATION DIRECTIVEの中で公開できることは限られている以上、時に「オープン版」と「プライベート版」に分けてお伝えすることも視野に入れている。 さて、そのような中、正に従業員一同身の引き締まる思いで迎えている春のGIシリーズ開幕。 その緒戦となる高松宮記念に関しては、背景に「救済」のキーワードが敷かれている事は、プライベートメンバーの皆様には既報の通りである。 1200mへの初挑戦となる出走馬が全部で6頭出走するという意味。 そもそもグランアレグリアが大阪杯を選び、短距離路線から離脱した意味。 この2つの意味が「救済」というキーワードを紐解く上では非常に重要となる。 その上で、2つのアクシデントがあったことはしっかりと認識しておかねばならない。 1つが武豊の負傷によるレシステンシアの乗り替わり もう一つが脚部外傷によるシヴァージの出走回避。 結論から申し上げればシナリオには一切関係ない事象であることは申し上げておきたい。 これが、レースのペースを作るモズスーパーフレアの回避であったりすれば一大事なわけだが、逃げにはこだわらないという発言をしているレシステンシア、更には、追い込み脚質のシヴァージの回避で、レースの根幹が揺らぐことは無いと言える。 その上で、一つ言及しておきたいのがこのレースにおける「ディープインパクト系」出走馬の【役割】についてである。 ダノンファンタジー ラウダシオン カツジ マルターズディオサ サウンドキアラ ミッキーブリランテ と、ディープインパクトの直仔とディープ系種牡馬の産駒達だが、総じて「追い切りで仕上げてきている」のはどういう意味なのか? 無論GI競走に出走するのに仕上げてこない陣営など居ないが、上記した各馬に関して言えば「明らかにわかりやすい時計や挙動を見せた」馬が多数であり、なぜ「そうしたのか?」という点に着目し、想像力を掻き立てて頂きたい。 そして、今週はドバイミーティングが開催される。 結論から申し上げれば、ドバイに関しては超法規情報には昇華せず、あくまでプライベート情報としての範囲にて提供させていただく形となった。「Global Membership戦略」の一環として海外事業部を現地入りさせたが、大きな意味では「空振り」となってしまったが、逆にこの空振りが世界戦略の次の一手を引き寄せやすくなったと言える。 この点は海外事業部長、宇野の言葉を紹介させていただく。 宇野曰く 「情報という視点では大きな成果はなくとも、今この場に居て各国の厩舎業務をサポートできているという事実が大きい。特に、オブライエンやゴステンと日本の関係者を引き合わせたことによる効果は、確実に今後の展開に活きてくると言いえる。その意味では、目先の馬券の事よりも向こう10年に通じるアライアンスを作れたと言え、その文脈において、今回のドバイ入りは数年後に『あのドバイ入りがあったから今がある』という事に確実につながるはず。その上で、レースは利潤目的というよりも『世界vs日本』の構図をお楽しみいただく事を中心において頂ければ幸い」 とのコメントを寄せてくれている。 買い目公開は土曜日21時ころを予定しているのでコチラもお楽しみに。 さて、続いては『マーチS』について語らねばならないだろう。 ダートのハンデ戦で行われる一戦が『恩赦競走』に選定されたことの意味は、かなり大きい。 その背景に『Global Membership戦略』に於いて通底している部分があるのだが、そのキーワードが 【香港競馬との融合】 であり、ハンデ戦大国である香港競馬との育成技術の融合・交流を目指す上では避けては通れない一戦であり。 ドバイWCが開催される週に日本のダート戦が【恩赦競走】に選出されている事が重要なのである。 その様な中で「Tapit産駒」のアメリカンシードが出走する。 ダートに路線を変えてから3連勝。 その全てが後続をぶっちぎる圧勝という「派手な立ち回り」でここでも人気を背負うであろう一頭。 規制が強化されている中で一つだけ申し上げられるとすれば、「GIの舞台にルメールが居ないのは久しぶりの事」 であるという背景である。しかも、社台系生産馬ではなく「吉澤ステーブル」の所有馬であり、外国産馬である。 この点において「社台グループの同意」があってのことなのか、それとも「吉澤ステーブルとルメールの独断」なのかは、このレースを考える上で非常に重要な視点であると申し上げておきたい。 例えばの話であるが「レシステンシア」や「ダノンファンタジー」はルメールに依頼が行ってもおかしくなかった馬である。こういった社台Gの出走馬の「依頼を断ってマーチS」に乗っているのか、それとも「合意を得た上でマーチS」に乗っているのか。 その点について、スムーズなレースができるのか?それとも包囲網を敷かれることになるのか、是非そのレース内容を凝視しておいていただきたい。 さて、最後に、日経賞についても触れておく。 カレンブーケドール、ワールドプレミアの2021復帰戦に選ばれた日経賞。 このレースは正に「2つのテーマ」が内在するレースであると言える。 カレンブーケドールに松山騎手が配されている事からも2つのテーマのうちの一つはカレンブーケドールに絡んだテーマである事はご理解頂けると思うが、もう一つのテーマが非常に重要である。 この場でズバリと答えを申し上げるわけにはいかないが、このレースにどのような目的で各陣営が出走馬を送り込んでいるか?という点を、想像いただく必要がある。 それは「ここが叩き台」「ここがメイチ勝負」といった、レースへの思惑だけでなく、「経済効果」という視点が必要であるということである。 過去20年間で牝馬の勝利は1頭も居らず、連対すらないという状況下で「カレンブーケドールの出走」が決められた背景。そもそも20年間で8頭しか牝馬の出走はなく、3着に入線したのもエリザベス女王杯を制した翌年のマリアライトのみ。それだけ牝馬にとって楽ではない条件に、ウインからも牝馬2騎が出走してきているという意味。 その上で、もう一つの重要なテーマが「経済効果」という視点から見るべきテーマであるということが、何を意味しているのか? 高松宮記念やドバイミーティングに影でひっそりと行われる感のある日経賞だが、競馬産業界にとっては非常に重要な伝統のGIIであり、有馬記念と同距離で行われる唯一の重賞という意味は、競馬ファンの思った以上に大きな意味を持っているのである。 今週も非常に有意義なレースが揃っている。 超法規情報の全面解禁に相応しいGI開幕週となるとみて間違いなく、一つでも多くのレースで的中という成果をお届けしたいと考えている。 その上で、当たった外れたという馬券の結果のみならず、そのレースごとに敷かれているレールがどこに向かっているのか?を意識しながら、レースを共に楽しんで頂きたい。 「超法規情報解禁、誠におめでとうございます」と申し上げ、今週のREVELATION DIRECTIVEはしめさせていただく。 JTTC日本競走馬育成評議会 松井彰二