プライベートギフト
9月25日(土)中山7R 3歳上1勝クラス
掲載日:2021年9月25日
■■プライベートギフト■■
中山7R 3歳上1勝クラス
13時25分発走
ダート1800m/16頭
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プライベートランク:☆
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<評価順>
◎16 シュルードアイズ
○2 ロスコフ
▲15 サニートーク
☆1 デリシュレーヌ
☆3 ヴィクトリーレーン
注9 フィールザワールド
△13 サンキューレター
△4 リンガスウォリアー
<◎の見解>
中山ダート1800mを舞台に行われる3歳上1勝クラスの一戦。
当会が本命に指名するのは美浦・牧厩舎の管理馬にあたる◎シュルードアイズ。
◎シュルードアイズ(牡3歳)
父:バトルプラン
母:プレシャスエルフ
馬主:水上行雄
生産牧場:日西牧場
競馬において、“きょうだい”が間をおかず好走することは、よく見られる光景である。
先週日曜日も中山10RレインボーSのゴルトベルク勝利ののち、中京11RのローズSにて全妹アンナヴァラナウトが好走。
また昨年、いずれも母がマルモセーラである、マルモルーラー、マルモネオフォース、マルモマリアの3きょうだい同日勝利を覚えていらっしゃる株主様も多いことだろう。
ゴルトベルク、アンナヴァラナウトの好走について、近親ドゥラメンテの急逝にまつわる思惑をこの場で語ることは許されないが、そうした戦略的レースを実現するうえで、キーファクターの一つとなっているのが母馬からの遺伝であることも忘れてはならない。
サラブレッドが季節の変化に敏感な生き物であることは、改めて申し上げるまでもないが、そこには当然、暑い季節に体が絞れて体調が上向く馬もいれば、夏負けしやすい体質、厳寒期にこそ本領を発揮する馬もいる。
こういった“季節に左右される体質”は、母馬から受け継ぐケースが多く、“きょうだい”が思惑通り連続好走できるその背景として、遺伝、体質的に走りやすい季節を迎えているという点を無視してはならないのである。
◎シュルードアイズに話を戻せば、半兄・メイショウカズサ(父カジノドライヴ)による先日の地方交流重賞「白山大賞典」の勝利は記憶に新しいところ。
メイショウカズサは2走前にプロキオンSで重賞初勝利を収め、また昨年の夏から秋にかけ4連勝。さらにその上の半姉・ニシノドレッシーやクリノレオノールも夏場に複数の勝ち星を挙げており、この血筋のホットシーズンがまさに今この季節であることは容易にお察しいただけるだろう。
実際、◎シュルードアイズも寒い冬季には勝ち上がることができず、気温が上がってきた4月に未勝利を脱出。昇級後の2戦も夏場で連続好走していることを思えば週末の30度近い残暑予報も追い風となる。
無論、本馬に能力の裏付けがあることは言うまでもない。2走前は昇級初戦、休み明けという状況下にあって、1番人気レイニーデイの2着に好走。JBC2歳優駿でも3着に入った格上馬相手にコンマ1秒差まで迫った走りは高く評価できる。
1番人気に推された前走、3着に敗れたとはいえ、楽逃げした人気薄を可愛がりすぎた結果。勝ち馬とはタイム差なしの3着で、4着以下は6馬身以上離したのだから、勝ちに等しい内容であったことは申し上げるまでもない。
今回、ゲート内で待たされるストレスがない最後入れの大外枠も歓迎材料で同コースは4走前2着の好走舞台。最後の急坂も問題はない。
味覚の秋を迎えて、巷には旬の食材がにぎわうが、競走馬も同じく“旬”を美味しくいただきたいものである。