プライベートギフト
11月14日(日)阪神2R 2歳未勝利
掲載日:2021年11月14日
■■プライベートギフト■■
阪神2R 2歳未勝利
10時30分発走
ダート1800m/11頭
<評価順>
◎1 メイショウジブリ
○6 ヴァラーメダル
▲4 セイバートゥース
☆7 ナムラダイゴロー
☆3 クロガネ
△5 コスモブライヤー
△10 ピエナケープ
<◎の見解>
阪神ダート1800mを舞台に行われる2歳未勝利の一戦。
当会が本命に指名するのは栗東・南井克巳厩舎の管理馬にあたる◎メイショウジブリ。
◎メイショウジブリ(牡2歳)
父:キズナ
母:メイショウフェーヴ
馬主:松本 好雄
生産牧場:富田牧場
同馬に本命◎を献上させていただいた経緯について、今回、杉山厩舎から千田厩舎へ転厩し、その転厩緒戦となる〇ヴァラーメダル陣営の話もお伝えしておきたい。
転厩馬ともなれば、当会としても、環境の変化により馬が余計な入れ込みはみせていないか、転厩先の水は合っているのか、僚馬との相性は、など馬自身のコンディションはもちろんのこと、厩舎陣営が、その馬のことをしっかり理解したうえで調整に入れているのか。
そうした確認も多岐項目にわたり行っていくわけだが、今回厩舎サイドとのコンタクトの中で好感をいただいたのが、転厩前の〇ヴァラーメダルの状況をよく分析していたという点。
「転厩前は段々とゲートを出るようになっていましたし、これまで決め手を欠いていた分ダートを使えば面白そうな感じがしていました。ジワジワ脚を使うのもいかにもダートって感じですよね。」
「なので、転厩してイキナリなんですけど、ダートから使ってみようと。今回はメイショウジブリが抜けちゃってるので、いいとこ2.3着までかもしれませんけど、あの馬(メイショウジブリ)にくらいついていければ。他の馬には負けるつもりはないですよ」
との見地。
その脚質からダートで前進という見解は当会の見立てとも相違ないところであり、転厩緒戦の「試走」ではなく、適条件となるここに全力投球の姿勢で臨んできた千田厩舎の英断は対抗〇評価に十分値すると考えている。
ただし、その〇ヴァラーメダル陣営をしてこのメンバーで「抜けている」とジャッジするのが同じく初のダート戦としてここに臨む◎メイショウジブリ。
芝の新馬、未勝利でともに3着。
前走は外々を回らされた上に、4角では外に膨れてしまう距離ロス。直線で一旦は先頭に立つも最後は甘くなってしまった。
陣営としてもその詰めの甘さを勘案しての距離短縮、ダート転戦のジャッジとなるわけだが、もともと芝で勝ち負けになるだけのスピード。そして父キズナ、母父フレンチデピュティという血統背景をもってして、このダート転向が同馬初勝利への追い風となることは想像に難くないだろう。
唯一の懸念材料といえば、スピードに富んだ◎メイショウジブリ、〇ヴァラーメダル2頭が先行してお互いつぶし合ってしまう両雄並び立たずのケースだが、どちらも、何が何でもハナ、というタイプではなく、加えて、ポテンシャルが1つ2つ抜けている馬。
多少の競り合いをしてでも2頭がそのまま後続を突き放す、そんなシーンに期待したい一戦だ。