プライベートギフト
12月19日(日)中京12R 尾張特別
掲載日:2021年12月19日
■■プライベートギフト■■
中京12R 尾張特別
16時10分発走
芝2200m/12頭
<評価順>
◎3 サトノシャローム
○5 ダンディズム
▲2 ビーマイオーシャン
☆6 キングオブドラゴン
☆9 イクスプロージョン
△1 ペルソナデザイン
△11 ナムラカミカゼ
<◎の見解>
中京芝2200mを舞台に行われる3歳以上2勝クラスの一戦。
当会が本命に指名するのは栗東・池江泰寿厩舎の管理馬にあたる◎サトノシャローム。
◎サトノシャローム(牡4歳)
父:ロードカナロア
母:シャムロッカー
馬主:(株)サトミホースカンパニー
生産牧場:ノーザンファーム
二つ上の兄は同厩の現役馬として準オープンで活躍するサトノグロワール(父ディープインパクト)。
オーナーとの蜜月な関係もあり、その弟◎サトノシャロームも手掛けることとなった池江師だが入厩当初の「兄以上の素材」という評価とは裏腹に、未だ同馬を2勝クラスに留めてしまっているこの状況に焦りを感じていることは容易にお察しいただけるだろう。
セレクトセールで兄を超える1億9,440万円という価格で落札された◎サトノシャローム。
デビュー戦を完勝すると、ここまで10戦して【2.2.3.3】。
4着以下に敗れた3戦にしても掲示板を外したのは3走前(6着)のわずか1回と高いポテンシャルを見せつつも、同時にあと一つ勝ち味に遅いところを見せてきた。
その要因となっているのが、この馬のモタれ癖。
特に勝負どころの直線で左にモタれる癖が影響し、伸びず粘れず惜敗というのがこの馬のパターンだったわけだが、この点に関して、ここにきての良化を強調するのが、陣営サイド。
「今週(の稽古の動き)も良かったですね。モタれ癖も完璧にゼロってわけじゃありませんが、気にならないレベルになってますし、そのおかげでうまく体を使えるようになってきました。脚元も安定しているし、息の入りも良いいですよ。久々でも態勢は整ってます。いきなりやれますよ。」
と同馬の成長と状態面の良さを伝えてくれた。
惜敗の前走にしても輸送で立ち往生するアクシデント。
それでも体が増えていたことを思えば、余裕残しの仕上げであったことは明白であり、加えて極悪馬場の中で終始ノメりながらの競馬。むしろ、完全に差し決着のレースで最後まで踏ん張ったその走りは評価に値する。
陣営の言う通り、この中間はこれまでよりも体をうまく使った動きが際立っており、モタれ癖も良化。
それでもこれまでのモタれ方を見れば左回りの方が向くのは明らかで、今回適条件の中京に、この馬の癖を知り尽くした鞍上。
ここはいきなりから勝ち負けになって不思議ない一戦となる。